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 いよいよ明日が帰国日。
 朝からM女史の授業とN女史の授業が続けてあり、淡々とフスハーの授業を続ける。
 「勉強を続けないとダメだ、やめたらダメだよ」と言われますが、死んでもやめる気はありません。半年という短い期間で納得がいくわけもなく、必ずここに戻って来たいです。

 某日本関係施設で、日本語教師のS氏とお話する。
 以前はサウジアラビアにいらっしゃったそうで、サウジとの違いなど、色々興味深いお話を聞けました。全身からイイ人オーラが滲み出いている方で、もっと早く知り合いになっていたかったです。

 カイロは空気も悪いし、交通は最悪だし、道をあるけばバカがからかってきたり、しつこいナンパが絡んできたり、変な商売人にまとわりつかれたり、信じられないような失礼な言葉をぶつけられたり、子供が石を投げてきたり、本当に辛いことや悲しいことが沢山あり、出会った人の中で本当に友達になれると思ったのはほんの一握りだけでしたが、それにも関わらず、ここに戻って来たい、という気持ちが非常に強いです。
 嬉しいことが悲しいことより多いから、と言えば聞こえが良いのでしょうが、本当に多いかどうかは、ぶっちゃけ怪しいです。重要なのは、嬉しいことや悲しいことの数ではなく、本当に嬉しいことというのは、たとえたった一つしかなくても、他のイヤなことを全部忘れさせて有り余ってしまう力があるものなのでしょう。
 嬉しいとか何とか言うより、ある人と知り合い関わってしまうこと自体、孤独から救ってくれるものが一つでもあれば、人間はその世界を本当に憎むことはできないし、良くも悪くも中毒にされてしまうのではないでしょうか。この調子で、色んな世界の色んなものの中毒になって、「こいつホンマアホでムカつくけど、シバくのは明日にしとくか」とか思いながらズルズル歳をとって、ある日ポックリ死にたいです。

 日本とエジプト、どっちが住み易いか、と考えたら、6:4くらいでエジプトがまだ勝っています。
 わたしにとっては、とにかくアラビア語で生活できる、アラビア語で書かれたものがそこら中にある、というだけで夢の世界ですが、周りがほとんどムスリム、というのも非常に重要です。
 そして、この二つの要素を除いたとしても、毎日人間ともみくちゃしながら生きているというのは、疲れることも多い反面、非常にベタで恥ずかしいですが、生きている実感というのはあります。
 もう、道歩くだけなのに何でこんなに喋らなあかんねん!というくらい、人間と関わらないと生存できません。
 エジプトは自殺が非常に少ないですが、別に彼らの人生が辛くないわけでは全然なく、どちらかというと自殺している暇がない、というのが正しい気がします。「今日は従兄弟が来てて忙しいから、死ぬのは明日にしとこうか」とか思っているうちに、マイクロバスにひかれて死んだりするんじゃないでしょうか(笑)。

 こういう風に書くと、「人と接するのが苦手」という人は「絶対エジプトなんか行きたくない」と思うでしょうが、それを言ったら、わたしも人の相手が得意な人間では全然ありません。というか、基本的に人間嫌いです(笑)。
 特にわたしは、少なくとも日本では変人で、友達も社会不適応な人ばかりで、カタギの世界に入ってからは、大変息苦しい思いをしていました。自慢ですが、会社の飲み会というものに、この歳で両手の指ほども参加したことがありません(そう、お酒が少ないのもエジプトは最高だ! ポルノがないのも最高だ!)。
 エジプトに来たところで、ほとんどの人とは話なんか合うわけがないのですが(誰でもそうでしょう)、この国では、合おうが合うまいが、すごい勢いで個々人の間の垣根が踏み倒されて、やむにやまれず喋らされることになります。
 何と言うか、ここまでやられるとこっちも開き直るというか、迷惑かけあうのが人生よね、という諦めが生まれて、変に距離を取り合ってけん制するところのある日本より、余程人付き合いが楽です。わたしが日本、というか企業社会で面倒臭いのは、思い切り意見を言って喧嘩することができないからですが、エジプト人はいつでも喧嘩を買ってくれるので、非常に心が安らぎました。疲れますが(笑)。
 イスラーム関係で、気持ちよく話せる相手など日本にはほぼいませんし、エジプトだってほとんどのムスリムとは極力信仰の話をしたくありませんが、アルハムドリッラー、何人かの良い友人に恵まれ、日頃ただ書き留めるだけで誰にも話せなかったことを、思い切りぶつけあって議論することができました。これだけでも、本当に神様に感謝したいです。

夕暮れのモガンマア
夕暮れのモガンマア posted by (C)ほじょこ
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テーマ:エジプト - ジャンル:海外情報

  1. 最終日|2010/01/11(月) 07:17:15|
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アラビア語修行にエジプト留学して帰国。翻訳やっています。お問い合わせは下のフォームから御気軽に。

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