スポンサーサイト

はてなブックマーク livedoorクリップ del.icio.us
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
にほんブログ村 海外生活ブログ エジプト情報へ
人気ブログランキングへ
  1. スポンサーサイト|--/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

アルジェリア問題と大使の責任、アムル・ムーサー

はてなブックマーク livedoorクリップ del.icio.us
 今、エジプトの新聞のトップニュースは、サッカーワールドカップ予選を巡る「アルジェリア騒動」関連ニュースで占められています。在アルジェリアエジプト人が、アルジェリア人の熱狂的ファンによる暴力的な攻撃や脅迫を受け、職場や住居を破壊され、エジプトに脱出するような事態になっているのです。
 試合時のエジプト人たちの狂乱ぶりは言語を絶するものでしたし、カイロでの試合ではアルジェリア選手団に石が投げられた、という噂も聞いたので、熱狂した一部の市民が暴走した、ということかと思っていたのですが、そんな生易しいものではなかったようです。
 アルジェリアで「エジプトで選手団が襲われ、アルジェリア人が殺された」という誤情報が流されたことが原因とも、その情報操作の背景にはアルジェリア国内の権力闘争があるとも聞きます。
 カイロでの投石が事実かどうかもわからないのですが、その噂を聞いた時には「嘆かわしい」と自国を批判していたF女史も、アルジェリアでの事件に発展してからは、アルジェリア批判に鞍替えしてしまいました。

アルジェリア問題とアムル・ムーサー
アルジェリア問題とアムル・ムーサー posted by (C)ほじょこ

 この記事は、社説のようなコラム記事で、このアルジェリア騒動を扱い、かつアラブ連盟事務総長アムル・ムーサーの名前が出ているので、気になって読んでみたのですが、アムル・ムーサーの名は最後にちらっと出てくるだけでした(笑)。
 アムル・ムーサーは、エジプト国民の中で非常に人気のある人物で、次期大統領の座を巡っては、法的状況から最も有利な位置にありながら国民には人気のないガマール・ムバーラク(ムバーラク大統領の次男)とは好対照を成しています。
 格調高い文章で(コラム記事は大抵普通の記事より難しい)、訳はかなり覚束ないのですが、参考までに載せさせて頂きます。頼りなくてすいません。

アムル・ムーサーの知性へ

 エジプトとアルジェリアの間の危機が長く続くことを望む者は、一人もいないだろう。両国間の関係が本来のものへ戻る日が来るのは疑いようもないが、その日がいつ来るのかはわからない。わかっているのは、その日がひとりでに来ることはなく、偶然に訪れることもなく、それに先立つ歩みが必要だ、ということだ。
 アルジェリア当局が、この危機にあってとった行動に出たのは、理由のないことではない。確固たる理由があったのであり、その理由のうちいくつかは我々の眼前で明らかとなっており、いくつかは模糊として知れない。
 理由のうち明らかなものに触れさせて頂けるなら、またアルジェリア国の振る舞いが、同国代表が十一月十四日の試合前に空港からホテルへの移動中に遭遇したことについて、カイロから伝えられた情報に帰するものだと述べさせて頂けるなら、その情報とは、アルジェリア中枢にも、外務筋にも伝えられておらず、情報源は限定されており、その第一のものも、別のものも、はっきりわかっている。
 最も重要な第一の情報源は、在カイロ同国大使アブドゥルカーディル・ハッジャールである。彼は、同国代表が熱狂的ファンからの投石に遭った、という、まったく事実ではない内容を打電していた。また彼は、在カイロアルジェリア人の死傷者が出ている、と試合直後に報告書に書いているが、これも一片も事実ではない。
 アルジェリア中枢が何らかの態度を示す、あるいは何らかの立場を採るなら、誠に当然のことながら、危機の最中に目にしたように、基本的に、我国にいる彼らの大使からの情報に頼ることになる。例えばブラジルにいる大使からの情報で態度を決める、などということは考えられない。
 ここにこそ、我々が扱っている危機の核心、もし同国当局が現在起こっていることを乗り越えたいなら越えなければならない核心がある。アルジェリア大使自身がその渦中にある状況を否定することはできず、起こったことはこの状況に負っているのであり、これに沿った振る舞いをしたのであり、意図的にであれそうでないのであれ、多くの問題をもたらしてしまったのだ。
 このすべてが目下の我々の主題、事件を追っているすべての者、すべての読者がやがて目にするであろう我々の真の主題なわけではないが、このような種類の大使は、彼とエジプト国の間で将来対話を再開することはできないし、彼の手の及ばないかもしれない理由により、両国の関係を修復することもできないし、この男は、わたしの評価では、すでに権限を失い、権限のための手段も失い、使い物にならなくなるのだ。
 大使の価値を貶めたり、彼やかの国の人々を悪し様に言いたくはない。もし彼が彼の書いたもの危機の初めからを見直してくれていたら、このような意思がわたしの側にはまったくないのを見たことだろう。わたしは、目にし観察し、示してきた現実を語っているのだ。おそらくは、状況の力が大使自身より強かったのだろう。他の首都であれば、彼はかの国に尽くすことができたのだろう。この件について、一体どちらに向かって良いのかわからない。アルジェリア中枢なのか、同国外務省なのか。この二者に、アブドゥルカーディル・ハッジャールに、できるだけ近い今後の外務人事にて、エジプトの職から去るよう求めて欲しい。危機の当事者ではない別の人物がこの地位につき、再建の道を進めるように。あるいは、アラブ連盟事務総長アムル・ムーサーに向かい、できるだけ近い機会に、この要望をアルジェリアに彼の方法で届けてもらうのか。事務総長は必ずこの亀裂の修復を望んでおり、我々を守ってくれるだろう。彼は、この種の亀裂が、この悲惨な一頁に参加しておらず、それを覆い隠してくれる、新しい大使の存在の元でなければ、修復不可能だとわかっている。

関連記事:
アルジェリア・エジプト問題の陰にアルジェリア大統領の後継者争い?
サッカー エジプト・アルジェリア戦の余波
サッカー エジプト・アルジェリア戦
にほんブログ村 海外生活ブログ エジプト情報へ
人気ブログランキングへ
エジプト  アルジェリア  サッカー  アムル・ムーサー  新聞 

テーマ:エジプト - ジャンル:海外情報

  1. アルジェリア問題と大使の責任、アムル・ムーサー|2009/11/25(水) 06:27:31|
  2. 新聞・メディア

スポンサードリンク

ランキング

最新記事

カテゴリ

エジプト留学日記 (127)
エジプト留学雑記 (43)
アレキサンドリアの旅 (1)
シナイ半島の旅 (6)
ルクソール・アスワーンの旅 (7)
新聞・メディア (123)
留学まとめ (8)
試論・雑記 (9)
未分類 (0)

月別アーカイブ

サイト内検索

アラブ・イスラームおすすめ本

アラビア語の教科書

エジプトの写真

タグ

エジプト カイロ 新聞 留学 アラビア語 アーンミーヤ イスラーム 食べ物 文化 動物 日本 サッカー 日本語 エルバラダイ 治安 選挙 医療 イスラエル 交通 政治 恋愛 観光 男女 フスハー アルジェリア ラマダーン ルクソール アメリカ IT ガザ地区 英語 学校 映画 クルアーン パレスチナ アムル・ムーサー 大統領 社会 経済 中国 ニカーブ 精神医療 労働 シャルム・ッシェーフ アパート エルサレム ドイツ ナイル川 豚インフルエンザ 物価 テロ スポーツ ビーチリゾート 病気 ダハブ 音楽 生活 ナイル 写真 ホテル イード・ル=アドハー 衛星放送 ハマース ガス 勉強法 辞書 教科書  シナイ半島 信仰 小説 気候 買い物 エジプト航空 長距離バス アスワーン マシュラバ コプト インドネシア カリカチュア ロシア ロバ 貧困 停電 身体障害者 アニメ バス ネット 自殺 トルゴマーン トゥクトゥク 電話 洗濯機 風邪 記法 カタル アバーヤ ロボット  ケニア ザマーレク ラムスィース エレベータ 電車 環境問題 アラーゥ・アル=アスワーニー トルコ イギリス ユダヤ フェミニズム ムスリム同胞団 ミウザナ ラクダ 男女関係 乞食 インフラ 大学 クウェート マルワ・イル=シャルビーニー イラン ダンス 大統領選 法律 衛生 キリスト教 サウジアラビア お酒 水道 洪水 教材 遺跡 Google マクハー スウェーデン ジョーク タウフィーク・アル=ハキーム 古代エジプト 子供 喧騒 スイス オールドカイロ コカコーラ 賄賂 モガンマア ビザ 自動車 ヘブライ語 イントネーション ジェスチャー 原爆 シリア トンデモ アル=フサリー 陰謀説 排外主義 ピラミッド タンターウィ コシャリ スーパー 商業 ダム イスラーム主義 看板  教師 イスラーム地区 エチオピア コンゴ google 動物園 タヒーナ 携帯電話 ダウンタウン 倫理 メトロ リスク 大気汚染 グローバリズム スーフィー 孤児   オーストラリア ムハンマド・へニーディ グラスボート ハリーグ・ッナアマ 煙草 オールドマーケット ベドウィン 礼拝 イフタール シャルム・イッシェーフ ナイトクラブ 護身 短剣 貧富の差 パピルス 否定文 ショッピング 砂糖 ヘルワーン 化粧品 お土産 アレキサンドリア アルジャジーラ子供チャンネル 仕事 CM 言語 アルアファーシー  服装  書籍 正書法 ラファフ サファリパーク 民主主義 長者番付 道徳 寛容 家族制度 開発 アーシューラー サッカーラ 名誉殺人 ウルフィー 家父長制 人口爆発 性犯罪 イスラームヘイト ヒジャーブ キファーヤ カイロ大学 セクハラ  ファイスブック  臓器売買 EU 憲法 表記 ウサーマ・ビン=ラーディン 大統領選挙 ガーダ・アブドゥルアール ナギーブ・マフフーズ カタカナ ナンパ タイ クリスマス 汚職 健康保険 西岸 行政 麻薬 スーダン 農業 イブラーヒーム ムバーラク 憲法改正 シャルム・ッ=シェイフ 訃報 タンターウィー エネルギー アズハル 少子高齢化  試験 飛行機 豪雨 日本人 スンナ 天皇陛下 ファルド アスワンハイダム ユースフ・アル=カルダーウィー 清掃 リビア 道路 拷問 CIA 人権 ウクライナ 痴漢 アル=アファーシー 風刺漫画 ユダヤ教 湾岸 おしん サマータイム ウナギ文 ヒズブッラー 日本語教育 リンゴ セイフティネット  地域社会 電化製品 UAE   戦争 軍隊 徴兵制 ファストフード 接客 ストリート アザーン 陰謀 建築 翻訳 北朝鮮 歌詞 ヒシャーム・アッバース  エジポップ 字幕 ワールドカップ カルナック フルーカ 方言 安宿 断食 休暇 下水 王家の谷 王妃の谷 アイデンティティ ターハー・フサイン バックパッカー 砂漠 ハトシェプスト女王葬祭殿 メムノンの巨像 漫画 マアラ イラク フランス アラブ諸国 巡礼 オバマ オペラ 発音 イメージ シーフード  人生 文学  老人 書店 結婚式 

検索フォーム

RSSリンクの表示

プロフィール

ほじょこ

Author:ほじょこ
アラビア語修行にエジプト留学して帰国。翻訳やっています。お問い合わせは下のフォームから御気軽に。

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。