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エジプトの家賃・光熱費・生活費

 わたしは当初ホテル暮らし、後にアパートで一人暮らしを始めました。
 アパートの家賃は2000EP(マフルーシャ=家具全部つき)で、エジプトは安宿が充実しているので、経済的にはあまり得していません。2LDKもある広いアパートで、できれば狭くて安いところが良かったのですが、そういう物件はカイロだと非常に大衆的な地区か、逆にアメ大学生向けの高級マンションくらいしかありません。ルームシェアがベストですが、当然お互い慎重に相手を選ばないといけないし、うまくいかないまま結局ずっと一人暮らしをしてしまいました。気楽ですが、経済的には痛いです。
 保証金が2000EP必要でしたが、これはほとんど返してくれました。
 他にシムサール(不動産屋)に1000EP。
 外人と見るとボッタくる大家が多い中、うちの大家さんは良心的だったと思います。交渉時に要求した掃除機や洗濯機も(一ヶ月くらいかかりましたが)揃えてくれまして、しかも洗濯機は東芝の全自動でした。これ、1300EPくらいするんですよ。エジプトは二層式が主流で、新品の全自動を使えるなんて、かなりラッキーです。
 布団がなくて寒いと言ったら布団を貸してくれるし、衛星放送も付けてくれたし(すぐ壊れたしテレビほぼ白黒だけど)、ちょっと言動は間が抜けていますが、基本的に良い人だと思います。
 大家さんは「日本人の女性」に部屋を貸したいそうなので、希望の方がいたら連絡先等教えますので、メールください(大家さんはフスハーも英語もはっきり言って下手糞ですが、その娘はフスハーも英語もフランス語も上手ですw)。

 また、メトロの駅から徒歩10分くらいなのも良かったです(そういう条件で探したのですが)。カイロはとにかく交通が最悪で、メトロ以外はまったく時間が読めません。極力メトロで移動できるよう住居を構えるか、活動拠点(学校・職場)の近くに住むべきです。
 わたしが住んでいたエリアは中流くらいですが、メトロの駅近くのエリアはかなり大衆的で、ガラは良くありません。といっても、冷やかされたりからかわれたり、たまに子供が石を投げてくる程度で、暴行・強盗などの犯罪にあう気配はありませんでした。
 エジプトは全般に治安は非常に良く、バカや田舎者や嘘つきや詐欺は多いですが、性根から腐っていたり血も涙もないような犯罪者は極めて少ないです。慣れると日本より安全に感じるほどです。

 続いて、我が家の光熱費(一ヶ月分)。

ネット 40EP
電気 20EP
電気(キッチン) 15EP
ガス 10EP
水道 20EP
バウワーブ 15EP
(門番のことだが、別にガードしているわけではなく、時々廊下を掃除したりしてくれている)

 電気料金がなぜか二系統に分かれていますが、両方合わせても35EPと大変安いです。
 一人暮らしでこの金額なので、人数が多ければもう少し増えるでしょうが、概ねこんなものです。これも外人はすぐボッタくられるので注意してください。ゴネないのはゴネない人が悪いです。交渉力がなければその分お金を払うことになる、というのは当然だと心得ましょう。
 我が家も、バウワーブの奥さんが「皆払っている」とかいって二重請求しようとしてきましたが、さんざんかわして、難を逃れました。

 食費については、エジプト人の普通の家庭なら、一家で一日20EP程度でしょう。
 もちろん、レストランなどで食べたらこんなものじゃ全然足りませんが、エーシは1EPだし、自炊または大衆食堂のサンドイッチなどで済ませれば、一人一日20EPも全然要りません(輸入食品は高いので、極力国産品を買うこと)。ただし、大衆食堂や屋台の食べ物で食中毒になる人が多いので、特に夏場は「回転の良いもの」を買うようにしましょう。変わったものはリスクが高いです。わたしはロズ・ビ・ガンバリー(エビチャーハン)を買って「それは危険」と注意されました(魚介類は一般に質が悪い)。
 スーパーは値段が書いてありますが、割高です。スークは最初とっつきにくいですし、外人だとボッタくられる危険がありますが、顔が通ればスーパーよりずっと安いです。
 食材はおしなべて安く、特にピーマン、トマトなどは安くて美味しいです。一方、レタスなどの葉物系は質が悪いです。果物は安くて美味。きのこ類はマッシュルームしかなく、しかもスーパーだと1パック10EP程度と、日本より高いくらいです。
 飲み水は基本的に、ミネラルウォーターを買うことになりますが、水道水でも沸かしてお茶を入れたりお料理に使う分には問題ありません。わたしは最終的に飲んでも全然大丈夫になりましたが、徐々に慣らしていったからで、いきなり飲んだらおそらくお腹を壊すでしょう。
 煙草は銘柄によって異なりますが、5EP程度。マルボロなどは高いです。

 交通費はメトロがどこまで乗っても1EP。マイクロバスやオートビスは距離によって違いますが、それほど変わりありません。全般に非常に安いです。
 タクシーは高いし交渉が面倒臭いし、良いところがないので、到着初期を除いてほとんど乗りませんでした。

 では、お金がかかるのは何か?というと、まず、この金額リストの中では家賃がずば抜けて高いのがわかるでしょう。エジプト人ならもっと安く借りられますが、安全や利便性を考えると、頑張っても1500EPくらいは払うことになると思います。
 留学の場合、一般の語学学校授業料は高いです。特に一対一のものは1時間30EPから70EPくらい取られます。自習でどれだけ勉強できるかが鍵です。

 その他では、一般に電化製品・輸入系の工業製品は高いです。日本より高いくらいです。
 コンピュータから歯ブラシまで、工業っぽいものは高いか質が悪いかのどちらかだと思っておいた方が良いです。化粧品・スキンケア関係なども、一部の国産品を除いて日本と大して変わりません。電池は非常に質が悪いので、必要なら日本からある程度持参した方が良いです。
 書籍もやや高いです。特に教科書類は、日本と一緒で一般書籍よりグッと値段が高く、エジプト人学生はよく全ページコピーして使っています。
 観光客向けのレストランなども高いですが、これは当たり前なので、そんなところに入らなければ問題ありません。カフェも、ちょっと洒落たところだとびっくりするような値段を請求されますし、ボッタクリも多いので、交渉力を持って望むなり、一見じゃないところを見せ付けるなりして、しっかりやりましょう。
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エジプト  カイロ  留学  物価  生活  アパート 

テーマ:エジプト - ジャンル:海外情報

  1. エジプトの家賃・光熱費・生活費|2010/01/17(日) 16:09:47|
  2. 留学まとめ

フスハーの教材・勉強法 Al-kitab Al-asasiなど

 フスハーの学習でわたしが使った主な教材は、Al-kitab Al-asasi 2の後半とAl-kitab Al-asasi 3、أدوات الربط The Connectors in Modern Standard Arabic、他は新聞や独自プリント、勝手に読んでいた本、等です。

 Al-kitab Al-asasiはアメ大出版から出ている定番の教科書で、評価も高く、わたしは一巻から使っていて大変思い入れがあります。ただし、すべてがアラビア語で英語による説明は一切ないので、まったくの入門者にはとっつき難いです。本当にゼロから始める方は、まず日本の一般入門書で入門文法をマスターしてからの方が楽です。
 Al-kitab Al-asasiは、

Al-Kitab Al-Asasi 1
 入門文法と身の回りの基本的な表現。

Al-kitab Al-asasi 2
 初級から中級の文法と現代アラビア語読解。

Al-kitab Al-asasi 3
 中級以上の文法と古典アラビア語読解。

 という構成になっていて、特に二巻は現代アラビア語テクストに慣れるのに格好の教科書だと思います。最後の方のいくつかのテクスト以外、特別難しいところはありません。
 ただ、三巻になるとガラッと雰囲気が変わります。
 三巻は、各章ごとに一つの古典テクストの抜粋が扱われるのですが、最初に筆者について、次に著作について、三番目に扱うテクストについての説明があり、最後に古典テクストそのものが来る、という構成になっています。テクストの後には、練習問題と文法解説、そして毎回最後に詩が一つ取り上げられています。
 このうち、「当該テクストについてのテクスト」の部分は、難しくありません。極普通の現代アラビア語文章で、Al-kitab Al-asasiを二巻まで終わらせた方なら、難なく読みこなせるでしょう。
 ところが、その後に来るのは本物の古典アラビア語文章ですから、非常に難しいです。抜粋ですからほんの数ページなのですが、文章を読んでいるのやら辞書を読んでいるのやらわからないくらい苦しみました。
 また、最後に載っている詩も、一部を除いて非常に難解で、はっきり言ってわたしは途中から飛ばしてしまいました。
 文法も中級以上のハイレベルなものが扱われています。
 はっきり言って、古典アラビア語に興味のない方なら、Al-kitab Al-asasiは二巻までにして、その後は他の教材や一般の現代アラビア語テクストを読みこなしていった方が合理的でしょう。
 ただ、色々な学者や文学者の文章を拾い読みし、幅広い知見をつけるには持ってこいなので、わたしはなんとか齧りついていました。
 時々クルアーンのアーヤが例文に取り上げられていたり、預言者様صの演説等、イスラーム関係の話題が結構入っているのが、個人的には嬉しかったです。
 ちなみにal-Kitab al-asasi Lexiconという別冊が出ていますが、ただの単語集なので全然要らないと思います。英語・フランス語・ドイツ語の訳が載っています。

 أدوات الربط The Connectors in Modern Standard Arabicは、その名の通り「接続詞」に注目した教科書で、各章ごとに何種類かの接続詞がテーマとされ、その例文と練習問題から構成されています。英語の解説があります。
 大学受験英語の参考書のようで、親しみ易い構成で、初級卒業レベルの方が取り組むのに丁度良いでしょう。分量も少なく、価格も高くありません。

 ちなみに辞書は、定番のHans WehrとPdicに入れた辞書(ラップトップの中なので持ち歩かなかった)を使っていましたが、某図書館で見つけて使った現代アラビア語小辞典が思いのほか良い辞書でした。語彙数ではHans Wehrに遠く及ばず、解説があるわけでもありませんが、日本語ですし、書き込みが少ない分、パッと見たときにジズルのイメージが漢字イメージに繋がる感触があり、日本人にとってはとても良い辞書だな、と今頃認識しました。

 テクスト自体はエジプトにいれば新聞が1ポンドで変えますし、本も一般書籍は安いですから、素材には事欠きません。
 問題はフスハーを「聞く、話す」ことですが、これは学校内と衛星放送以外はほぼまったく機会がありません。わたしは途中から、フスハーの授業すら読み上げ以外全部アーンミーヤだったので、フスハーを伸ばす、という意味ではちょっと問題だったかもしれません(エジプト人もそうやってフスハーを勉強しているのですが・・)。
 でも、フスハーの音声というのは、発音の非常に綺麗なプロが語っているか、一般人の場合は大体ゆっくり話すので、聞き取りは難しくありません(詩の朗読やクルアーン等は、読んでも難しいので当然聞いてもわからないw)。
 正直、今ではフスハーは読み書きができて、イスラーム関係のものが人並みに朗読できればいいや、くらいに思っています。フスハーは大好きですが、日常生活に使うにはちょっと重いです。
 エジプト人が気を使ってフスハーで喋っていると、何だかロボが喋っているみたいで、こっちも気持ちが落ち着きません。「無理しないでアーンミーヤで喋って」と言いたくなります。
 それでも、フスハーほどしゃぶってもしゃぶっても味の出てくる言語はそうないと思うので、死ぬまで地道に勉強続けます。綺麗なフスハーを読んだり聞いたりした時ほど、心が透き通る時はありません。

 ちなみに、Al-kitab Al-asasiなどの「アラビア語によるアラビア語教科書」の前に使う本として、現時点から振り返ってお勧めできるのは、

アラビア語の入門 本田孝一
ステップアップ アラビア語の入門 本田孝一
基礎アラビヤ語 内記良一
現代アラビア語入門 黒柳恒男,飯森嘉助

 です。
 本田孝一先生の二冊は、非常に易しく平易な入門書で、最初の一歩に最適です。わたし自身は、「アラビア語の入門」はこの段階を越えてからであったので使っていないのですが、記念に購入して手元に置いているくらいです。
 ただし、あくまで入門向けの簡単な本なので、入門文法でも網羅されているとは言いがたいです。
 そこであと二冊の「いずれか」を使って、網羅的に基礎文法を勉強する、というバランスの取り方が、丁度良いように思います。わたし自身は「基礎アラビヤ語」を使い、非常に思い入れがあるのですが、大学等では「現代アラビア語入門」がよく使われているらしいので、こちらの方が良いかもしれません。どちらも、はっきり言ってとっつき難い本です。何も知らない人がいきなりこの本だけ渡されても、八割方挫折する気がします(笑)。

 この他にも日本で手に入る教科書は片っ端から読破しましたが、最初は独習であまり効率の良いやり方だったとも言えないので割愛します。アラブ人の先生とAl-kitab Al-asasiを使い始めてからの方が、文法では一度初級に戻りましたが、ずっと伸びが早かったです。
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エジプト  カイロ  留学  アラビア語  フスハー  教材  教科書 

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  1. フスハーの教材・勉強法 Al-kitab Al-asasiなど|2010/01/14(木) 06:15:43|
  2. 留学まとめ

留学先選びと学校選び

 今後何回かで、わたしの乏しい経験の中から、参考になりそうな情報をまとめておきます。

 まず、大前提のエジプトという留学先。
 アラビア語学習者ならご存知だと思いますが、アラビア語ではフスハーとアーンミーヤの乖離というのが、一つの学習上の難所になります。
 エジプトのアーンミーヤ(エジプト方言)は、フスハーからかなり離れたものなので、とにかくフスハーを極めたい!という方には、不適かもしれません。
 マグリブよりはマシでしょが、シリア方言はエジプト方言よりはフスハーに近いと聞きますし、おそらく湾岸やイェメンなども、比較的フスハーに近いのではないかと思います。
 ですが、それでも完全にフスハーのままで日常生活のすべてを行っている地域があるわけではなく、いずれにせよアーンミーヤの海と戦う、という現実からは逃げられないはずです。
 また、わたし個人が強く感じることは、アーンミーヤがいかにフスハーから遠くなっていても、やはり「一つの言語」で、フスハーとアーンミーヤは合わせて一つなんじゃないか、ということです。
 イスラーム草創期の時代でさえ、現存している書き言葉としてのフスハーがそのまま全生活で使われていたとは考えにくいです。「正しいフスハー」が整備されていったのは、遥かに後の時代の話で、「千年以上変わらない言語」などというのは、ファンタジーにすぎません(このファンタジーはとても大切なのでバカにしてはいけませんが)。
 わたし自身、最初はエジプト方言が嫌いでした。わたしの中での「アラビア語の美しさ」からかけ離れ、何でもかんでもカスラだし、乱暴な印象があるし、「なんでみんな素晴らしいフスハーを使わないんだ!」と見当違いなことでイライラしたりもしました。
 でも、慣れてくるとエジプト方言も愛しくなり、TPOに合わせてコードを操っていくエジプト人の言語感覚が、段々理解できるようになってきました。フスハーというのは、フスハーの文法・語彙体系だけで成り立つものではなく、「フスハーで語るとはどういうことなのか」という、社会におけるフスハーの位置付けまで含めて、言語なのです。そして当該社会ではアーンミーヤが使われている以上、やはり二つは一つ、コードシフトとそのタイミングまで含めて、一つの言語なのだと考えた方が、より包括的にアラビア語およびアラブ社会を理解することができるのでは、と考えています。そう思ってから、エジプト方言がグッと好きになりました。第一、実際にエジプトで暮らしていれば、エジプト方言の速射砲のようなキレが心地よくなるものです(笑)。
 ですから、多少フスハーからの距離が離れていても、エジプトが悪いとは言いたくないのですが、まぁ正直なところ、フスハーの「会話力」はあんまり上がっていない気がします(笑)。読む力は格段に上達したし、アーンミーヤに至っては、最初全くのゼロだったものが、ほぼ全生活をアーンミーヤでこなし、路上で日々喧嘩できるまでになりました(笑)。
 エジプトを選ぶことの問題は、言語そのものというより、カイロという町がとにかく騒々しく空気が悪く、落ち着いて勉強できる雰囲気ではない、というところにあるように思います。自分なりの生活サイクルを築かないと、おせっかいなエジプト人に振り回されてばかりで、時間を浪費します。この浪費自体から学ぶことも多いので、一概に無駄とは言えませんが、いつまでもそれが続くのは好ましいと言えないでしょう。
 エジプト国内なら、アレキサンドリアあたりが、日本人には暮らしやすいと思います。ルクソールもとても環境の良いところですが、勉強に適しているかはわかりませんし、夏は地獄でしょう。
 聞いた話では、シリアの風土は全然違って、もっと素朴で、人々もエジプト人のようにやかましくはないようです。シリアにはシリアの問題があることでしょうが、フスハー以外やりたくない!少しでもフスハーに近い環境で暮らしたい!というようなら、選択肢に入れておくのも賢いでしょう。

 次に、学校選びについて。
 わたしは、エジプトに渡る前からお世話になっていたAという家庭教師派遣型の学校を最初利用していたのですが、途中でFという別の学校に乗り換えました(Fは現在はAから始まる名称になっていますが、紛らわしいのでFにしておきます)。前者はオンラインレッスンが中心で、家庭教師派遣のみで物理的な学校はありません。後者も個人レッスン中心ですが、物理的な場所があります。
 A語学学校が割高なのはわかっていたのですが、今までの関係、他の学校でいくつか悪い噂を聞いていたので、最初は疑問なくそこで学んでいました。
 辞めようと思った理由はいくつかありますが、最大のものは、途中から授業キャンセル等が頻発するようになったことです。
 当初教わっていた先生が学校を辞めてしまったり、その理由がわたしの関わるお金関係だったり、というのにも疲れましたし、経営者でもある先生のやたら人を支配しリードしようとする性質にも嫌気がさしました。生徒層を眺めていても、駐在員や大使館関係者など、割とお金を持っている日本人をターゲットにしているように見えます(日本との関係は深い)。
 経営者でもある先生は教師として優秀な人物だと思いますが、どうにも営業主体で、授業スタイルもいちいち手綱を握っていないと気がすみません。おまけに、自分が直接教えるとなると、平気で遅刻やキャンセルを繰り返します。
 支配的な授業スタイルというのは、リードしてもらいたいタイプの方にはむしろ向いていると思いますが、わたしは自分のプログラムにそって教師を逆調教する方が性分に合っているため、相性の悪さもありました(偉そうなことを言えば、管理されないと勉強できないような人は、どちらにせよ伸びくい気がします)。
 また、家庭教師派遣というやり方自体の問題もあります。
 落ち着いて勉強できる場所が確保できているなら良いですが、それがない場合、物理的な場所を求めて苦労することになる可能性があります。わたしは、「毎日決まった場所まで通って、同じ場所で勉強する」というサイクルが欲しかったので、これもF語学学校の方が好ましかったです。
 F語学学校は、教師によりバラつきはあるものの、決して指導力に劣ることはなく、先生方もみな礼儀正しいです。遅刻は一度もなく、病気でキャンセルというのが数回あっただけでした。価格的には、期待していたほど安くはならなかったのですが、もっと早くこちらに移るべきだった、と後悔したほどです。
 強いて言えば、フスハーの授業でも、こちらがアーンミーヤで喋ると、そのままアーンミーヤに流れます。わたしはそれで構わない、というか、「フスハーをアーンミーヤで説明する」というのはエジプト人が普通に行っていることなので、テクストを読み上げる場合以外はすべてアーンミーヤで喋っていましたが、徹底してフスハーを鍛えたい方は、「フスハー以外喋らないでくれ」と最初に言った方が良いです。もちろん、先生方はフスハーには不自由ないし、英語も非常に上手です。

 確証はありませんが、オンラインレッスンやウェブ上でのビジネスの大きいところは、どうも怪しい匂いがします。何の因果関係もなく、緩い相関関係が見出させるだけですが、個人的にはウェブに力を入れすぎているものは、何でも信用しません。わたしの求めているものは、もっと泥臭くてウェットなものなので。

B002QDNVGO留学ジャーナル別冊2010-2011『学生&社会人のための海外の大学・大学院完全ガイド』
留学ジャーナル 2009-10-01

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  1. 留学先選びと学校選び|2010/01/14(木) 01:13:40|
  2. 留学まとめ

最終日

 いよいよ明日が帰国日。
 朝からM女史の授業とN女史の授業が続けてあり、淡々とフスハーの授業を続ける。
 「勉強を続けないとダメだ、やめたらダメだよ」と言われますが、死んでもやめる気はありません。半年という短い期間で納得がいくわけもなく、必ずここに戻って来たいです。

 某日本関係施設で、日本語教師のS氏とお話する。
 以前はサウジアラビアにいらっしゃったそうで、サウジとの違いなど、色々興味深いお話を聞けました。全身からイイ人オーラが滲み出いている方で、もっと早く知り合いになっていたかったです。

 カイロは空気も悪いし、交通は最悪だし、道をあるけばバカがからかってきたり、しつこいナンパが絡んできたり、変な商売人にまとわりつかれたり、信じられないような失礼な言葉をぶつけられたり、子供が石を投げてきたり、本当に辛いことや悲しいことが沢山あり、出会った人の中で本当に友達になれると思ったのはほんの一握りだけでしたが、それにも関わらず、ここに戻って来たい、という気持ちが非常に強いです。
 嬉しいことが悲しいことより多いから、と言えば聞こえが良いのでしょうが、本当に多いかどうかは、ぶっちゃけ怪しいです。重要なのは、嬉しいことや悲しいことの数ではなく、本当に嬉しいことというのは、たとえたった一つしかなくても、他のイヤなことを全部忘れさせて有り余ってしまう力があるものなのでしょう。
 嬉しいとか何とか言うより、ある人と知り合い関わってしまうこと自体、孤独から救ってくれるものが一つでもあれば、人間はその世界を本当に憎むことはできないし、良くも悪くも中毒にされてしまうのではないでしょうか。この調子で、色んな世界の色んなものの中毒になって、「こいつホンマアホでムカつくけど、シバくのは明日にしとくか」とか思いながらズルズル歳をとって、ある日ポックリ死にたいです。

 日本とエジプト、どっちが住み易いか、と考えたら、6:4くらいでエジプトがまだ勝っています。
 わたしにとっては、とにかくアラビア語で生活できる、アラビア語で書かれたものがそこら中にある、というだけで夢の世界ですが、周りがほとんどムスリム、というのも非常に重要です。
 そして、この二つの要素を除いたとしても、毎日人間ともみくちゃしながら生きているというのは、疲れることも多い反面、非常にベタで恥ずかしいですが、生きている実感というのはあります。
 もう、道歩くだけなのに何でこんなに喋らなあかんねん!というくらい、人間と関わらないと生存できません。
 エジプトは自殺が非常に少ないですが、別に彼らの人生が辛くないわけでは全然なく、どちらかというと自殺している暇がない、というのが正しい気がします。「今日は従兄弟が来てて忙しいから、死ぬのは明日にしとこうか」とか思っているうちに、マイクロバスにひかれて死んだりするんじゃないでしょうか(笑)。

 こういう風に書くと、「人と接するのが苦手」という人は「絶対エジプトなんか行きたくない」と思うでしょうが、それを言ったら、わたしも人の相手が得意な人間では全然ありません。というか、基本的に人間嫌いです(笑)。
 特にわたしは、少なくとも日本では変人で、友達も社会不適応な人ばかりで、カタギの世界に入ってからは、大変息苦しい思いをしていました。自慢ですが、会社の飲み会というものに、この歳で両手の指ほども参加したことがありません(そう、お酒が少ないのもエジプトは最高だ! ポルノがないのも最高だ!)。
 エジプトに来たところで、ほとんどの人とは話なんか合うわけがないのですが(誰でもそうでしょう)、この国では、合おうが合うまいが、すごい勢いで個々人の間の垣根が踏み倒されて、やむにやまれず喋らされることになります。
 何と言うか、ここまでやられるとこっちも開き直るというか、迷惑かけあうのが人生よね、という諦めが生まれて、変に距離を取り合ってけん制するところのある日本より、余程人付き合いが楽です。わたしが日本、というか企業社会で面倒臭いのは、思い切り意見を言って喧嘩することができないからですが、エジプト人はいつでも喧嘩を買ってくれるので、非常に心が安らぎました。疲れますが(笑)。
 イスラーム関係で、気持ちよく話せる相手など日本にはほぼいませんし、エジプトだってほとんどのムスリムとは極力信仰の話をしたくありませんが、アルハムドリッラー、何人かの良い友人に恵まれ、日頃ただ書き留めるだけで誰にも話せなかったことを、思い切りぶつけあって議論することができました。これだけでも、本当に神様に感謝したいです。

夕暮れのモガンマア
夕暮れのモガンマア posted by (C)ほじょこ
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  1. 最終日|2010/01/11(月) 07:17:15|
  2. エジプト留学日記

ニカーブの治安上の問題、ファルドとスンナ、地味なエジプト人

 土曜日。
 M女史の授業で、ニカーブの治安上の問題が話題になる。
 ニカーブを着る着ないは自由ですし、いかなる宗教的権威、あるいは政府といえども、これを完全禁止するのは不可能でしょうが、学校や病院など、特定の場所では既に禁止されています。看護婦がニカーブをしていて、万が一顔を隠した悪意をもった者が入り込んだら、とんでもないことになるからです。
 以前に男性がニカーブを被って大学の女子寮に侵入した事件がありましたが、これについて詳しい顛末を聞くことができました。侵入した男性は十五名で、わたしはてっきりバカな男が良からぬ目的で潜り込んだと思っていたのですが(今でも公式にはそうなっているはず)、M女史の見解では、おそらく内部の女性の手引きがあったのだろう、とのこと。いかにニカーブを被っていても、ゾロゾロでかい女が女子寮に入っていたら、人目を引き過ぎます。本物の女子学生が、二カーブ同士で彼らを手引きした可能性が高いらしいです。
 要するにバカ女子学生が共謀して男を連れ込んでいたらしい、ということで、呆れてものも言えないです。

 「男性がニカーブを被って悪さを働く」というのは、現実にあるようで、彼女はトラムやメトロの中で、明らかに男性と思しきニカーブ着用者を何度も見たことがあるそうです。「手や目が明らかに男性だし、絶対変だと思った」。
 また、彼女が友人女性とトラムに乗っていた時、そういう「怪しい人」がそばにいて、降りた後に友人のバックがナイフで切り裂かれ、中のものが盗まれていた、ということがあったそうです。

 ニカーブについては、エジプト国内でも意見が分かれていることは何度も書きましたが、このような事例が度重なれば、反ニカーブの動きが強まるのも無理もありません。もちろん、悪いのはニカーブではなく、それを悪用する一部の男性(や一部の女性)なわけですが、そうは言ってもニカーブ着用者向けに検問を実施するわけにもいかず、現実問題としては、「ニカーブ禁止区域」を広げていく、という対応になるのではないでしょうか。

 ニカーブをفرض(ファルド、義務)だと言う人がいますが、エジプトで主流派の意見はسنة(スンナ、預言者様صの時代の慣習)であって、ファルドではない、というものです。わたし個人としてもそう感じますし、M女史によれば、クルアーンには

اضرب بخمورهن على جيوبهن

 「ヒマールを胸の上のかけよ」とあるだけで、ニカーブもしくはニカーブを意味する着衣がファルドである、という記述はどこにもありません。
 خمارヒマールというのは、赤頭巾ちゃんの頭巾のような形のもので、髪を覆うと共に胸の辺りまで一枚の布をすっぽり被せるものです。髪や首筋、胸のラインは隠されますが、顔は全部見えています。ヒジャーブ+アルファくらいの隠蔽グッズです。
 ちなみに、これを被るとラインが超なで肩になって、動物っぽくて超可愛いです(笑)。カタカナで書くと「ロバ」のヒマールと一緒になってしまいますが、実際は発音が違います。どっちも可愛い、という予期せぬ共通点がありますが。
 預言者様صの妻たちがニカーブをしていたと言われていますが、一般ムスリマには適用されず、かつこの時代はムスリムは敵に取り囲まれていて、顔を晒すことに危険があったのです。その為の特例措置として預言者様صの妻だけに行われていたことが、拡大解釈されている、というのが公平な見方ではないでしょうか。

 加えて、現代エジプトの実際のニカーブ女性には、単なる「流行」として着用している人が少なくなく、ニカーブはしているものの、ジャラジャラと宝飾品をつけド派手なアイメイクをしている女性もいます。これでは「スンナに従う」どころか、普通のヒジャーブの女性よりも非イスラーム的で、まともなムスリマには眉をひそめられています。
 更に、時々小学生くらいの女の子にニカーブを着せているケースがあり、これはイスラーム的にもマイナス評価されることです。クルアーンや礼拝の仕方を学び始めるのも小学生時分で、この時はまだヒジャーブもしません。断食だって、子供には義務がなく、最初は「お昼まで断食ね」と練習から始め、徐々に慣らしていくのです。ヒジャーブを始めるのは十二歳か十四歳くらいからで、言わば「大人への一歩」として髪を隠すのです。それ以下の子供は「男女以前」として扱われるのがイスラーム社会であって、そんな子供にニカーブまでさせる、というのは、イスラームの曲解としか言いようがありません。

 ファルドは文字通り義務ですが、スンナというのは、預言者様صもしくはその周囲の方々の慣習のことで、義務ではありませんが「お手本に従う」という意味で良しとされるものです。
 ですが、あくまで彼らの行いを真似しているだけであって、神様から課された義務ではありません。
 有名なところでは顎鬚を伸ばす、というのがありますが、これは預言者様صが顎鬚を伸ばしていたから真似しているだけであって、ヒゲそのものはイスラーム的に何の意味もありません。おそらく預言者様صだって、何かの必要があれば剃っていたでしょう。伸ばすのは勝手ですが、伸ばさなかったからといって、何ら落ち度のあるものではありません。
 ちなみに、現代エジプトにおける顎鬚は「イスラーム主義者」の象徴のようにとらえられているところがあって、下手に顎鬚を伸ばしていると、当局に睨まれるキッカケになることもあるようです。
 F女史の兄弟が顎鬚を伸ばしていて、かつ学生時代に学生団体(イスラーム主義団体ではない)に所属していたらしいのですが、それが理由か、ある日の早朝、突然公安が家に押しかけ、連行されそうになったことがあったそうです。
 母親が必死で泣いて頼んで、何とか難を逃れたらしいですが、エジプトで「ちょっと署まで」と連れて行かれると二度と帰って来ない、ということが珍しくないので、母親が泣くのも小芝居ではないでしょう。笑い事じゃありません。

 N女史の授業。
 動物好きにはたまらないアーヤ(クルアーンの一節)を教えてもらう。

ما من دابة على الأرض إلا وعلى الله رزقها

 「地上のどんな獣にも、アッラーの恵みがある」。
 この解説の時にN女史が描いた絵が超可愛かったです。

すべての獣に恵みがある
すべての獣に恵みがある posted by (C)ほじょこ

 「蛇がお腹すいていると小鳥とかねずみとかがいて食べられるよ」の意です。小鳥には小鳥の餌があるのよね。省略してるだけだよね。うん、きっとそうだ。

 授業後、二日連続Nちゃんの家に遊びに行く。
 昨日渡そうと思っていた日本の五円玉(御縁とかけてお守りにw)を渡し忘れたので、そんなしょうもない用件でお邪魔してしまいました。
 最初はしんどかった彼女の家への通りも、すっかり平穏に通れるようになりました。何度か通って場慣れしたこともありますが、わたしが彼女の友達だ、ということが早くも認知されている空気があります。
 流石に地域住民全員が知っているということはあり得ませんが、彼らの会話を耳ダンボで盗み聞きしていると、中国人でも韓国人でもなく日本人と言っていて、「どこそこの娘の友達」といった言葉が拾えます。
 彼女のアパートのエレベータで、住人の男性と一緒になったのですが、「何階?」と聞かれて「五階」と応えたところ、「あぁ、あの日本語勉強している娘の友達か」と合点されてしまいました。
 彼らはとにかくご近所ネットワークが尋常ではなく密なので、「怪しい輩」にはすぐ絡んできますが、一端ネットワークの一部に繋がると、意外なほど普通な扱いをして貰えるようになります。
 エジプト人と結婚している日本人女性には、わたしなどには想像もつかない苦労があることでしょうが、一方で「地域に組み込まれることで得られる安定」というメリットはあるはずで、もしかすると一人暮らしのわたしが以前受けていたような冷やかしは、逆にあまりないのかもしれません。

 前日にドライヤーやらマニキュア除光液やら、荷物になるので処分したいものを色々押し付けてきたら、ガラベーヤや礼拝用の絨毯をプレゼントしてもらってしまい、恐縮至極。もうスーツケースがパンパンです。
 彼女とは、ちょっと話しているとイスラームの話題になってしまうのですが、わたしが「明日しかもう時間がないし、勢いでアズハルでシャハーダしてこようか」とか悩んでいたら「別に今度来た時でもいい。日本よりはエジプトでシャハーダする方が簡単で良いと思う。そもそも、シャハーダして証明書を貰うのは、国との関係など手続き上のものだし、一番大事なことじゃない。それでもムスリムだ」と言います。
 「わたしは正式なシャハーダをしていないけれど、少なくともمؤمنة(ムウミナ、神様を信じている人)だ。でも、わたしが『宗教は何ですか』と尋ねられて『イスラームだ』と答えたら、それは嘘になるんじゃないか」
 と尋ねたところ、
 「全然嘘じゃない。問題ない」
 と言います。
 一介の女子大生の意見なので、別に何の権威もありませんが、何だかものすごい気持ちが楽になりました。本当に、肩の力がスーッと抜けました。
 冗談で「ノッス・ムスリマ(半分ムスリマ)だね」と言ったら「ノッスじゃない。カーミラ(完全)だ」と言います。
 カーミラには程遠いですし、遠からずシャハーダはするつもりですが、極めて私的な事情でちょっと問題もあるので、それまでは心がけだけでもムスリマをやっておきます。エジプトでならともかく、日本で宗教を尋ねられることはまずないでしょうが、尋ねられたらちょっとビビりながら「イスラームです」と答えることにします。
 ヒジャーブはね・・悩んでいるんですよね。まぁ、焦って被らないようにはしておきます。
 以前日本でお会いした日本人ムスリマも、会った時はヒジャーブをしていましたが、「さすがにこれで会社に行く度胸はない」と言っていて、普段はヒジャーブなしで生活しているそうです。まぁ、とりあえず最初はそんな感じで、ムスリマの末席のそのまた下の鞄持ちくらいで地味にやっていきたいです。

 わたしは品行方正な人間には程遠いし、自分勝手で荒っぽいことでは右に出る者もいないような鉄砲玉ですが、スーラ(クルアーンの章)を読む度に感じる素晴らしい平安は、他で得ることのできないものですし、常に神様を身近に感じます。やっぱりコレと、離れて暮らすことはできない。
 信仰がすべてではないけれど、すべてが信仰に関係している。

 彼女は日本語の読解力はかなりあるのに、会話が上達しないで悩んでいます。また、日本人と友達になりたいのに、なかなか友達ができないのも辛いらしいです。
 まだ学生なので本格的に働くのは難しいですが、「日本語を使う仕事をした方がいいよ。カイロなら観光関係とか、日本企業の秘書とか、色々あると思うよ」と言うと、観光関係は気が進まず、翻訳などをやりたいようです。
 「翻訳はお金にならないよ。第一、会話力が付かないやん」と言うと、
 「でも、日本語以前に、人と話すのが苦手だから・・」と、実も蓋もないことを言い出します。
 「いやいやいや、それじゃあいつまで経っても会話が上手くならないよ! Don't be shy!」と励ましましたが、これでは普通の日本人・エジプト人関係と逆です。普通は、底抜けにオープンマインドで誰とでも話すエジプト人が、「日本人は何でそんなにシャイなんだ!?」と突っかかるのです。
 先日紹介したK氏とも、会話の間が持たないのが気になって仕方ないらしく、本当に日本人みたいな性格です。「面と向かうと喋りにくいものだから、一緒に本を読むとか映画を見るとか、共通の対象を作ると会話しやすいよ」とか、恋愛アドバイスみたいな話になってしまいます。世話が妬けるなこの小娘はっ!
 まぁ確かに、エジプトの男性はすべてにおいてリードしてくれるので、彼のような礼儀正しい普通の日本人男性が相手だと、何をして良いやらわからなくなってしまう、というのも理解できないでもありません。「でも日本人は普通あんな感じだし、わたしみたいなのは『悪い日本人』だ。Nちゃんは日本好きなんだから、男の人が相手でも積極的に喋って大丈夫だし、喋った方がいい」。
 「人と話すのが苦手」というなら、わたしも決して社交的な人間ではないつもりなのですが、少なくともエジプトでの振舞いは、かなり「異常な日本人」です。もう数え切れないくらいの人に「お前は日本人のクセに、何でそんなに喋って、分かりやすいんだ?」と言われました。単にバカと言いたいのかもしれません。まぁバカですが。
 「Nちゃんは本当に日本人みたいだね。日本人が間違いを恐れて英語を喋れないみたいだ。細かいことは気にしないで、まずはガンガン喋るんだよ! 言いたいことが一杯あるでしょ? ない? あるはずだよ! ある! だから無理にでも何か喋んなきゃダメ!」と、エジプト人相手とは思えないようなアドバイスをまくし立てます。
 まぁ確かに、彼女が饒舌になるのは日本への愛とイスラームを語る時だけなので、トーク上手とは言えません。対日本人なら、これくらい控えめな方が好印象かもしれませんが、エジプト社会ではさぞ息苦しいことでしょう。実際、全然話題が合わないし、いつも「何で黙ってるの? 機嫌が悪いの?」と突っ込まれ、辛い思いをしているそうです。日本の芸能人とか、わたしより詳しいのに、エジプトの流行には全然付いていってないですから、わたしと逆です。
 「本当に話の通じる相手は、○○さん(わたしのこと)みたいな『変な日本人』か、ネット上の人だけだ。学校の友達とかは、世界が違う」と、「アンタは日本の引きこもりかっ」とツッコみたくなるような地味っぷりです。

 外人がエジプトの男性と会話するのはまったく難しくなく、むしろひたすら鬱陶しいくらいですが、女性と話す機会はあまりありません。まして男性なら、エジプト人女性と友達になるのは至難の業と言って良いでしょう。
 それだけ「日本人にとってのエジプト女性」というのは、レアで価値のあるものなのですから、「口を利いてやってるのよ」くらいの勢いで、自信をもって喋って欲しいです。
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  1. ニカーブの治安上の問題、ファルドとスンナ、地味なエジプト人|2010/01/10(日) 15:06:34|
  2. エジプト留学日記

辛さは顔に出せ

 金曜日。
 ブログのタイトルを変える。
 もうすぐ帰国しますが、翻訳を中心に細々ブログは続けます。うまくすれば戻ってくることができるでしょう、インシャアッラー。

 勉強したり部屋を片付けたりしていたら、Nちゃんから電話がかかってきて、また遊びに行くことになる。
 彼女の家への道もいい加減慣れて、かつ金曜日のお陰で割と往来も少なかったので、気楽に歩いていきました。
 例のクルアーン・エレベータ。



 今までは遊びに行っても割とちゃんとした格好で待ち構えていた彼女ですが、今日は部屋まで一人で行ったせいか、お部屋モードでリラックスしていました。この方がこっちも落ち着きます。

 大学のテスト勉強で、アラビア語の新聞を日本語に訳さなければならないのに、それがとても難しい、と言われ、手伝うことになりました。
 確かに難しい・・。
 彼女がアラビア語から日本語へ訳すのに困難を感じるのは当然ですが、日本人のわたしが、日本語への翻訳を試みても、なお厄介です。普通の新聞記事なのですが、医療関係のニュースなので、専門的な単語が登場します。日本人がざっと日本語訳するだけなら難しくないですが、彼女の勉強のためなのであんまり意訳するわけにもいかず、苦労しました。「内視鏡手術」とか「血栓溶解剤」とか、日本語学習者に思いつける単語じゃないでしょう。日本人だって知らない人がいますよ。

 イロコイっぽい話になり、「エジプト人と結婚できるか」と定番の質問をされたので、逆に「日本人と結婚できる?」と、気になるところを尋ねます。
 日本人以前に「外国人」一般ということでは、まず、ムスリムであることが最初の条件になります。でも、ムスリムの外国人というのは、他のアラブ諸国の人々だけでなく、インドネシア人やマレーシア人がカイロには沢山いますし、実際結婚の例もあるそうです。
 逆に欧米や東アジアとなると、定住者の数が限られる上、ムスリムの数が少ないので、そもそもチャンスがあまりないようです。男性なら、ただの観光客の女性をひっかけることもできますが、逆はかなり難しいですし、定住者だけが相手となると、確かに数の時点で困難になるのかもしれません。
 で、日本人ですが、彼女はもちろん日本人は歓迎。ただしムスリムでないといけません。
 もちろん、日本人なら誰でも良いわけではなく、以前知り合った日本人男性が「綺麗な人が好きで、ヒジャーブを被ったエジプト人は美しくないからイヤだ」と発言したと聞いて、眩暈がするほど怒りを覚えました。
 「それは観光客で、イスラームやアラブを知らないからでしょう?」「いや、アラビア語を学びに留学している人だったよ」。
 言葉の壁のせいで誤解が生じたと信じたいですが、仮にもアラビア語を学びエジプトで暮らしている日本人が、そんな失礼な口をきいたとは考えたくないです。綺麗な人が好きなのは、男性ならみんなそうでしょうが、女性に対しそれを敢えて口にするのは無礼ですし、ヒジャーブに結びつけるのもどうかしています。爆弾テロにでも巻き込まれて死んで頂きたい。
 「もし日本人と結婚する、と言ったら、家族はどう言うと思う?」と尋ねたら、「別に問題ない(もちろんムスリムである、という前提)。でも、日本に暮らすのは寂しがって反対されると思う」。
 彼女は中流以上の家庭の子ですし、雰囲気的にもリベラルな家なので、外国人との結婚そのものには反対されないようです。また、彼女の日本好きは家族もよく理解していて、お母さんからも「コンニチハ」とか日本語で挨拶されました(その後はエジプト式に例のチュッチュになるので、ちょっと面白い)。

 例によって少しイスラームの話題になり、またサウジの悪口を言い合う(笑)。「彼らにとって、イスラームの総本山であるのは商売だから、丁度会社員が着たくもない制服を着るみたいに、ニカーブをしたりしているんだ。あいつらは形だけだ」「エジプト人の方が余程ムタダイイニーン(敬虔)だよ」。
 「欧米や日本のムスリムは、困難な状況で敢えてイスラームを信じているのだから、特別敬虔だ。仮に義務をなかなか果たせていなかったとしても、彼らの方が偉い」という話で、彼女が「テストの点数が同じでも、難しいテストを受けた人と簡単なテストを受けた人では、点数の意味が違う。難しいテストで点数が低い人の方が、易しいテストで点の高い人より偉い」と上手いたとえを言います。
 このすぐ後で、彼女がスリムだ、という話になったのですが、わたしがもじって「エジプトで痩せている人は、日本で痩せている人より偉いね。難しいテストに受かったわけだから」と言って、大笑いしました。
 彼女曰く「エジプト人は、一度にまとめて食べて、後は一日食べないで活動している。わたしは何度も食べるけれど、ちょっとずつしか食べない。だから太らないんじゃないか」。実際、彼女とは何度も食事していますが、本当に小食です。というか、一緒に食べていると、喋る方に気が回って食べてる暇がないようですが・・・。

 「日本に関するものは何でも好き」という彼女ですが、一つだけ気に入らないのは「自分を表現しない、他人を助けない」ことだと言います。
 「表現しない」というのは、話下手というだけでなく、話す調子も単調で、表情も動きも少ない、ということです。日本人が概ねそういうタイプだということは彼女もわかっているのですが、エジプト的には、黙ってむっつりしているのは「怒っている」「悲しい」と取られて仕方ないのです。
 わたし個人は、異様に感情表現が派手で何でも顔に出るので、エジプト的には「大変分かりやすくて結構」らしく、日本完全不適応だったこの性質が、人生で初めて肯定評価されています。あのド派手で分かりやすいエジプト人に「あなたは何でも分かりやすいね!」と何度も言われているので、相当漏れまくっているのでしょう。
 自分がこんな性格なので言うわけではありませんが、確かにもうちょっと日本人は何か言った方がいいですよ。言葉の問題ではありません。いっそ日本語でもいいし、言語以前にぎゃーとかわーとか言うだけでも、顔と動きと声を発さないと、ションボリしているとか怒っていると思われるのは当然です。わたしだって一緒にいたらションボリします。
 これは「無理に笑え」と言っているのではありません。それでは日本の会社です。逆に、しんどい時はしんどそうな顔をしても大丈夫なのですよ。エジプト人も、露骨にしんどそうにしています。しんどくても明るく頑張っている他人は評価されますが、そのまんましんどそうにしても、日本ほどマイナス評価されることはありません。

 先日K氏を紹介した時の話になったのですが、彼女がしきりに「彼は何か気に食わなかった? 怒っていた?」と心配していました。少なくともわたしから見たら、彼は怒っても不機嫌でもなかったのですが(まぁ本当のところは本人に尋ねないとわかりませんが)、彼は日本人らしくそんなに顔に感情を出さず、淡々と喋る人なので、かなり日本人慣れしている彼女でも、不安になってしまうようです。
 「彼は礼儀正しい人物だから、エジプトの女性に慣れ慣れしくして、失礼をはたらいてしまわないよう気をつけていたんだよ。わたしは最初、彼にあなたの隣に座らせようとしたんだけど、『それはいけない』と断っていたよ。貴方を尊重したいから、慎重な振る舞いをしていたんじゃないかな」と言っておきました。これは事実だと思います。

 「他人を助けない」というのは、難しい問題です。
 少なくともエジプト基準で言ったら、日本人は概ね「非常に冷たい」です。エジプトだけでなく、かなり多くの国に比べて、日本人は他人を助けません。日本語学習者の雑誌で「日本に来て何に驚いた?」という質問があったのですが、「電車で老人に席を譲らない」という回答があり、本当に悲しくなりました。エジプトでは、小さな子供まで我先にお年寄りを助けます。
 ただ、日本人がひたすら冷血漢なのかというと、そういうわけではなく、「そっとしておいてあげる」「敢えて放っておく」という優しさもあるかと思います。老人に席を譲らないのは論外ですが、エジプト式に「我こそは」と呼んでもいないお手伝いが殺到するのは、日本人なら親切の押し売りと受け止めることもあるでしょう。その辺は少しだけ割り引いて見て頂けると、多少は名誉が保たれるかと思うのですが・・・。
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  1. 辛さは顔に出せ|2010/01/10(日) 07:45:08|
  2. エジプト留学日記

日本に来て欲しい人

 土曜日。
 F女史が砂漠へ旅立ってしまったので、今日からM女史とN女史に担当が変更。
 N女史は大人しくて可愛らしい、とてもゆっくり丁寧な言葉で喋る人。彼女とはとりあえず、F女史と読んでいたフスハーのテクストの続きを読む。喋り方もちょっと舌足らずで可愛らしく、こっちも口が猫の口のようにフニッとなる気分。
 M女史は一転、超エネルギッシュな「エジプト女」で、非常に勢いがあり、無理やりハイテンションにされる感じです。彼女には溜まっていたアーンミーヤの質問をするだけで、あっという間に時間が経ってしまいました。

 急いでアパートに戻り、下水工事の為に待機。
 大家さんとその娘、その母が勢ぞろいし、サッバーク(水道工事屋)がやってきて、ガンガン工事を始めます。エジプト式の荒っぽいやり方で、余裕で台所にあった食器とか割ってくれます(笑)。
 昨日は「めんどくさいなー」と思っていたのですが、大きなドリルとか持った人たちが次々やってきて、その横で大家さんのファトマや娘のタスニームとお喋りしていると、結構楽しくやれました。
 ファトマはしょっちゅうどこか抜けた発言をするのですが、その度にタスニームがツッコミを入れていて、オモロイ親子になっています。
 五時くらいから始まった工事は、十時過ぎて終了。工事の理由は階下での水漏れだったのですが、うちも水はけよくなって、更にお湯がよく出るようになっていて感動。ガスは関係ないのですが、湯沸かし器まわりの配管が腐っていた模様。お湯が出るって素晴らしい。
 支払い時に、ファトマがちゃんと値切っているところがエジプトらしい。「いやいやいや、ここも直してあそこも直して、そりゃないですぜ奥さん」みたいなやり取りを横から眺めていました。

 日曜日。
 学校で色んな人が咳き込んだり鼻をズルズルさせている。
 「寒い、寒い」と言うのですが、わたしからすると秋くらいの気候で、かつ雨もほとんど降らないので、過ごし易いことこの上ないです。エジプト的にはかなり寒いようです。

 月曜日。
 授業が夕方しかなく、ほとんど図書館で某文豪のエッセイを読んで過ごす。
 正直七割くらいしかわかっていないのですが、わかる部分だけでもかなり楽しい。施設のエジプト人男性が、「それは古いから難しい、アラーゥ・イル=アスワーニーとか現代小説の方が易しいよ」と言ってくれ、読む順番を間違えたかも、と悟る。

 N女史との授業ではクルアーンのアーヤを例文にある文法項目を学ぶ。あぁ、こういうのがやりたかった。でももう時間がない。地道にやるしかない。
 こういう勉強は本当に心が穏やかになるけれど、日常生活や会話や普通の文章を読むには全然役に立たないです(笑)。この辺がアラビア語の恐ろしいところですね・・。

 お土産を眺めに行って、目が眩んでお金もないのについ自分用のアクセサリーを一つ買ってしまう。あぁ・・・。
 さらに本屋さんで、短い試論本と子供向けのイスラーム関係の本を購入。とにかく本屋さんは夢のような世界で、可愛い表紙の本も多いし、物色しているだけでどんどん時間が過ぎて、全部欲しくなってしまうのですが、荷物になるので我慢我慢。
 店員さんに「これは諸預言者のお話だから、イスラームまでで終わりでしょう? イスラームの歴史についての、丁度これくらいのレベルの本はない?」と聞いたのですが、絵本みたいなものしかなく断念。その絵本も泥臭くてイイ味出した絵柄だったのですが、今ひとつ可愛さに欠けたのでパスしました。

 ブログの見た目を少し変える。あまりにも殺風景だったので。

 火曜日。
 M女史とアーンミーヤの授業後、二時間自習を挟んでN女史とフスハー。朝が早かったせいか、前半元気がない。

 授業後、日本人K氏とエジプト人Nちゃんの「お見合い」。K氏はアラブ文学研究者で、Nちゃんは日本語勉強中だし、お互いにとってプラスじゃないかな、と思い、紹介してみる。日本人男性がエジプト人女性と友達になるのはなかなか難しいので、少しでも役に立ったら嬉しいです。もちろん、両方の人格が信頼できるから初めて紹介するわけですが。
 図書館の外のロビーで、一時間余り楽しくダベる。また、Nちゃん到着前にK氏と交わした会話もとても有意義で、久々に中身のギシッとした日本語の会話ができました。アラブの現状と歴史について、非常に冷静で個人的にタイプな言を語ってくれて、とても嬉しくなる。彼とはわたしも友達でいたいです。こういうタイプの知性は、静かなドライブ感があって気持ちがイイ。

 この日もNちゃんと一緒に帰ったのですが、つくづく彼女は「日本人っぽい」性格をしています。
 「エジプト人の友達は、全然わたしの気持ちをわかってくれない」とこぼすのも、理解できます。「○○さん(わたしのこと)の方が、ずっと話が通じる」。まぁ、わたしに通じるということは、他の日本人には通じないということかもしれないので、油断しないで欲しいですが(笑)。
 「激しく浮いた子」として育った者として、彼女には特別な共感を抱くのですが、この国では女性が「何でも一人でやる主義」で突っ走って生きるのが日本の百倍難しいです。男性だって簡単ではないでしょう。彼女の将来を考えると、なんとしても一定期間日本に留学し、できれば就労の機会を得た方が良いです。色々奨学金の制度などもあるので、あらゆる手を尽くして日本とのコネクションを作った方が、彼女らしい幸せな人生を送れるはずです。最低でも、カイロで日本関係の職を見つけないと。
 彼女の日本語は、特に会話については、まだまだ頑張る余地があります(人のこと言えませんが)。でも、語学力以前に、感覚的なものが日本人と通じやすい素地があるのです。これは一般のエジプト人にはあまり当てはまりません。
 「会話がたどたどしい」のも、丁度日本人がキチンと喋ろうとしすぎて英語ができないのと似た理由から来ているように見えます。彼女はアラビア語でもちょっとモゴモゴして、正確に説明しようとする余りかえってわかりにくい説明になる、ということがよくあります。ズバッと言おうとして、うまく言葉にならず、そのままモゴモゴ誤魔化してしまう、という、日本人にありがちなパターンです。照れ隠しのゴニョゴニョした言葉がやたら入り、外国人にとってはリスニングが難しいです。大抵のエジプト人は、口から先に生まれてきたような性格で、会話におけるこういう「不明瞭さ」や、彼女のような「地味でお人よしでうまく使われちゃう」タイプは稀です。

 今まで何人か、びっくりするくらい日本語の上手なエジプト人に会いました。
 しかし、この件は以前にも書いたのですが、日本語が上手であることと、日本人っぽいコミュニケーションが取れることは、全然別問題です。いかに日本語で喋っていても、彼・彼女はエジプト人で、かつエジプトにいるのですから、エジプト的感覚で喋っても構わないに決まっているのですが、下手に日本語が上手なだけに「なんでコレがわかってコレがわからないかな」と、生理的に気持ちの悪い思いをしたことも何度かあります。彼らの日本語は「失礼」に聞こえるのです(もちろん、そう感じてしまうわたしに責任がある)。
 一方、Nちゃんの日本語は、まだこのような達人の足元にも及びません。にも関わらず、非常に「通じる」感触があります。「語学の達者な日本通」ではなく、「舌足らずでちょっと変わったただの日本人」と話しているような気分になるのです。
 日本で生活し仕事をするとしたら、おそらく気に入られるのは、後者の方でしょう。多少言葉が下手でも、ノリが通じて愛想が良くて控えめな子の方が、日本人には好かれるはずです。そして一端好かれてしまえば、あとは言葉なんて何とでもなるし、文化的背景の違いからヘマをしても、許して貰える率がグッと上がるでしょう。
 わたしも必ずこの地に戻ってきたいですが、彼女にも是非我が祖国の土を踏んで頂きたい、と強く願いながら、ハグハグして別れました。

 ネックになるとしたら、イスラームだけですが(彼女は平均的エジプト人より信仰熱心)、彼女のような控えめでもの静かなタイプの「アラブ人」ムスリマが日本にいれば、周囲の人のイスラームおよびアラブに対するイメージも良くなるのでは、と、ちょっと利己的な想像もしました。
 口に泡を飛ばしてイスラームの素晴らしさを訴えるよくいるエジプト人の、一万倍くらい「イスラーム好感度」アップに貢献できると思うのですけれど。

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  1. 日本に来て欲しい人|2010/01/06(水) 05:12:20|
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