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アーシューラーの断食、フェミニストのムスリマ

 土曜日。
 駅前のスークでイチゴを買う。1キロ3.5ポンド(70円以下)。スーパーだともう少し高いですが、いずれにせよ物凄い安さです。
 日本のイチゴのように粒は揃っていないし、痛んでいるものも混ざっていますし、味も甘いものから酸っぱいものまで、当たり外れがありますが、まったく問題ありません。
 というか、イチゴに限らず、「日本製品」全般について思うのですが、高品質なものを手に入れられるのは結構なのですが、高品質なもの「だけ」しかなくて、高いお金を払わざるを得ない、というのが納得いきません。質の高いものが高いのは当然ですが、安くて質の悪いものも一緒に置いて欲しいものです。

 日曜日。
 授業の後、しばらく図書館で自習し、それからNちゃんの家に遊びに行く。
 いつもの待ち合わせ場所から、自力で歩いて行こうとしたところ、記憶も覚束ない上、例によってトゥクトゥクとマイクロバスが飛び交いバカが次々と変なことを言ってくるしんどい道で、精神的にかなりダメダメになる。さらにNちゃんと行き違いになり、超バッドな状態で会ってしまう。
 彼女の部屋に行き、喋っているうちに大分治ってくる。ごめんよ。
 「通りでブラブラしている若者や、遊んでいる子供は、全員ダメな人たちだ。やることがなくて、道で溜まっているので、ちょっと珍しいものを見たり女の子が通ると、暇つぶしに囃し立てて来る。原因の一つは失業だ。若者の行き場がない。彼らは知識人ではないし、知識人は子供を道で遊ばせたりしない。わたしも道を歩く時は、ただじっと足元を見て、何も見ない、何も聞かないようにしている」。
 ずっと年下の子に、こんなに整然と慰められる、というかたしなめられて、ちょっと恥ずかしかったです。
 それにしても、エジプトの知識人階級の若者は、普通の大学生でも非常に流暢に論理を展開し、政治・社会問題についても分析的な目を持っています。また、大人しいNちゃんでも、信仰の話になると立て板に水のように語ることができ、素晴らしい能力です。わたしも負けないようにしないと。
 「足元だけ見て、何も見ない、何も聞かない」と、カイロの道では即効車にはねられる可能性がかなり高いのですが、エジプト人は余裕でヘッドホンをしながら歩いたりしています。わたしも大分慣れてきて、普段は常時サングラスで視線を合わさず早足で歩いていますが(通りを渡る時も、下手に車に対してビビると負けるので、平気な顔で突っ切る)、流石に東京のような「完全閉鎖モード」では歩けません。物理ダメージをかわすセンスが十分磨かれて、はじめて精神バリアを使えるようになります。

 Nちゃんが断食している。アーシューラー(ムハッラム十日、初期イスラーム集団の断食潔斎の日)だったからですが、スンナ派ではほとんどの人はアーシューラーは普通に過ごしています。彼女はかなり敬虔な部類に入ります。
 日没前になんだかデラックスなご飯を出してくれてしまったのですが、彼女が断食しているのにわたしだけ食べられません。エジプト的には、一人が食べずに他の人が食べている、という風景は全然珍しくなく、別に失礼ではないようなのですが、気持ち的にどうしてもできません。別に飢えてもいなかったので、一緒に日没まで待ちました。
 ちなみに、断食明けは一般に大食いしないものですが、それにしても彼女は、ちょっとしか食べていませんでした。彼女はエジプト人にしては珍しく、スリムでとてもスタイルが良いのですが、普段から自制的な食事を心がけているのかもしれません。素晴らしい。
 体型的にも、顔付き的にも(色白)、性格的にも(大人しい)、日本人とあうタイプの子で、これが日本好きの結果なのか、逆にこういう性格だから日本が好きになったのか、ちょっと気になります。
 彼女とは「ジズルと漢字ってちょっと似てるよね!」等の、日本語とアラビア語を両方知らないと分からないニッチな話題を共有できるので、非常に楽しいです。会話はほとんどアラビア語で、最初の頃は外国人と話慣れていない彼女の言葉に苦労していたのですが、大分シンクロ率が上がってきました。

 彼女は日本人と友達になりたがっていて、ネット上での交流もあるようで、「日本人ムスリムのグループを見つけた」等と嬉しそうに語ります。
 「でも、普通の日本人が相手の時は、最初からイスラームの話題を喋りすぎない方がいいよ。日本人のほとんどは、そういうことに慣れていないし、ムタタッリファ(過激ムスリマ)だと思われてしまうかもしれない。まず、普通の話題から入って、時々イスラームのことを話し、でも話しすぎないようにおさせるくらいが丁度良いよ」と、老婆心ながらアドバイス。
 この辺の感覚は、逆にエジプト人にはなかなかつかめないようです。
 ネット越しだと、ただでさえも誤解が生じ易いのに、言語や文化的環境の違いから、変な誤解を受けてしまわないか、心配です。

 この日、電話で彼女が言った台詞から、يرن(ユリン、未完了三人称単数)という俗語を覚える。
 「電話をかけるが、相手が出る前に切る」「ワン切りする」くらいの意味で、文字通り「リン」から来ています。「わたしがリンした」なら「リンニートゥ」。
 電話代を節約するために「着いたよ」とかの単純メッセージを伝えるのに使われる他、日本同様「かけて」という意味にもなるそうです。

 彼女が日本人観光客の出迎えバイトをするそうで、この場面で使う日本語表現をいくつか質問されました。何か教えるたびに「これは丁寧な表現?」と確認していて、日本語における敬語表現の重要性を良く理解しています。
 「聞き取れなかった時に、『すいません、英語で話してください』と言ったら、怒られますか」と聞かれたので、「誰も怒らないけれど、英語も話せない日本人は多いよ」と応えます。
 彼女は苦笑いして「英語を喋れる日本人も沢山いるけれど、カタカナ・イングリッシュですね」と言います。よくわかっています(笑)。多分彼女なら、普通のエジプト人より「日本人英語」をうまく聞き取ってくれると思いますが。

 月曜日。
 長丁場授業。合間にフェミニズムとイスラームについてF女史とちょっと話す。フェミそのものも、反イスラームなフェミもどうでもいいけれど、ムタダイイナ(宗教熱心)でかつ教養あるフェミニストのムスリマというのも希少ながら存在して、その立場だけが非常に気になります。この狭いゾーンにいる人だけ、心を開いて本当に面白い話ができるような気がします。
 ムタダイニーン(宗教熱心な人たち)とムタタッリフィーン(過激派)は違うのですが、時にその違いが危うくなる上、日本のように全般に宗教色の薄い国の人には理解されにくく、この点をもっとアピールし伝えなければならない、と主張すると、強く同意して貰えました。いやほんと、これ大事です。

 彼女の中にも色々相克があるようで、自分の中の矛盾とも戦っているようです。しかし、わたしとしては、そういう矛盾を抱えているからこそ真の信仰なのであり、そういう姿をもっとイスラーム圏の外の人に知ってもらいたい、と感じてしまいます。
 彼女は大抵薄化粧をしているのですが(エジプトでよくある超ケバいメイクではない)「化粧は本当はハラームだ」と言います。「クルアーンに明示されているわけではないが、人目を引くのは良くないことだ」。
 それはわたしもわかっているのですが、一番重要なのは「やたら男性の目を引くような格好をしないで普通にせよ」ということであって、化粧なら即ハラームだ、というのは言いすぎではないか、と反論(擁護?)します。
 「あまり解釈を進ませると何でもアリになってしまっていけないが、大切なのは『奇抜になりすぎるな』ということのはずだ。化粧一つでも、どんな化粧かで違う。エジプトでは膝下のスカートでも目立つし、ハラームだが、日本ならまったく普通で、別にハラームとは言えないと思う(もちろんミニスカートはハラームだ!)。信仰の根本は変化してはならないが、末端は常に変化し、土地の風習にあわせて考えるべきではないか。要はTPOを守れ、ということでしょう」。
 そう言うと、F女史が「なるほど」と一定の賛意を示してくれます。
 「極端な話、エジプトではヒジャーブは義務だが、日本ではむしろハラームかもしれない。なぜなら、日本でムスリマがヒジャーブをすることは、かえって衆目を引く効果を発してしまうからだ」。
 これは極論ですが、常日頃から考えていたことで、こうして率直に話せる知的なムスリマ(でかつフェミニスト)と知り合えたことは、大変ラッキーです。彼女もうなって考えていました。
 形式を粗末にし、やたら根本に返って解釈し直すことは、信仰を形骸化させる第一歩ですから、慎重になる必要はありますが、末節にこだわるばかりでも本末転倒です。これはバランスの難しいところです。
 ただ強調したいのは、何度も言っているように、ある形式を「義務」と信じて厳密に守っているムスリム(またはムスリマ)であっても、他の信仰者がその形式を軽視していたからといって、非難したり侮蔑するようなことはほとんどない、ということです。この距離感を理解するのは、日本からだと難しく、わたしも常に気を使っていますが、社会の絶妙なバランス感覚だと思います。

 夜、久しぶりに大家さんのファトマがやってくる。下水工事に関する相談。
 ファトマは相変わらず気をつかって、フスハーとアーンミーヤが混ざった謎のファトマ語で喋ってくれるのですが、気がつくと彼女の言葉も100%聞き取れるし、こっちもまったくストレスなくアーンミーヤで喋っています。
 もちろん、ちょっと慣れない話題になったり、慣れない相手になると(そう、相手を知っているかどうかが重要!)、未だに非常に苦労するのですが、まぁなんとかこの程度のところまで来ることはできました。
 もっと勉強しないと・・・。

 火曜日。
 朝出かけようとすると、部屋の前が緊迫した情勢に。

階段の猫1
階段の猫1 posted by (C)ほじょこ

階段の猫2
階段の猫2 posted by (C)ほじょこ

 朝の授業時、F女史の体調が何だか悪そうだったのですが、その後自習し夕方の授業を待っていたところで、体調不良でキャンセルという連絡が。
 翌日も授業がなくなってしまったので、Nちゃんと一緒に勉強する約束をする。
 F女史の体調が心配。最近非常に忙しかったし、その一因はわたしにあるので、気になります。
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テーマ:エジプト - ジャンル:海外情報

  1. アーシューラーの断食、フェミニストのムスリマ|2009/12/30(水) 17:26:11|
  2. エジプト留学日記

エジプトのフェミニスト、ドイツ、コシャリの名門アブー・ターレク

 近況をざっくりメモ。

 F先生の授業は、今週はほとんどフスハー。様々な新聞記事を素材にした文章を読み、討論したり、練習問題などをこなしています。
 彼女との授業は、フスハーの授業でも二人の会話はフスハーだったりアーンミーヤだったり一貫していません。「フスハーをひたすら鍛えたい!」という人にはお勧めしませんが、こういうコードの使い分けは、エジプト人の間では非常に一般的なことなので、わたしもフスハーの文章を読み上げて、顔をあげて先生と話す時はアーンミーヤにシフトしています(でもまだ使い分けが下手で、フスハーとごっちゃになっていることが多いw)。
 普通のエジプト人と一緒に新聞などを読んでいても、新聞を小声で読み上げる時はフスハーで、その後しばらくフスハーが続いた後、いつの間にかアーンミーヤに戻っている、ということがよくあります。「これどういう意味?」等と尋ねると、大抵のエジプト人はアーンミーヤに言い換えようとするので、最初の頃は「それ余計わからん!」と思っていたのですが、段々そのノリにも適応してきました。

 ふと気づくと、F先生の授業では、ほとんどわたしが喋っています。対して、S先生の授業は、聞く時間の方が遥かに長い。男性と女性の違いが大きい気がします。

 「日本語に語根みたいのはある?」と聞かれて、ホイ来た!と常々感じている漢字の意味が拡張していく感じと語根概念が似ていることを熱く語ります。
 アラブ人は、フスハーについて語る時に「すべてに意味がある」ということをよく口にし、わたしもそこが大好きなのですが、日本や中国の使っている文字もまた、「すべてに意味がある」と言えます。もちろん、現在ではほとんどが元の意味を失っているのですが、そういう「言語そのもの基底に埋め込まれた記憶」について考えていると、うっとりとして時間が止まったような気持ちになります。

 女性の社会進出についての文章を読み、この件について二人で議論したのですが、非常に面白かったです。彼女もわたしの意見に興味があったようで、事前に作文が宿題で出されていたのですが、概ね考え方が一致して安心しました。
 彼女は、何せ自分が働いているくらいなので、女性の就労には肯定的で、イスラームとも矛盾しない、と考えています。女性を家の閉じ込めようとするのは「反動だ」と言い、نوال السعداوي(Nawal El Saadawi)というエジプト人フェミニストのことも教えて貰いました。彼女については、嫌っているエジプト人(特に男性w)が多いそうです。
 もちろん、社会を急激に変える危険についても、よく認識しています。わたしも、闇雲に女性を解放すれば良いとは思っていないし、女性の教育や独立が人口爆発の抑制に効果的だとは思っても、現在の日本の少子化などを眺めていると、うまくコントロールしないと別の新しい問題の種になるだけだな、と常々考えています。まぁ、専業主婦という存在に憎悪を抱いてはいますが、それはただの私怨なので横に置いておきます(笑)。
 彼女の友人に、大学卒業まで一年を残す状態で結婚した人がいて、旦那さんの猛反発で、結局学業を断念することになったそうです。こういうことは、エジプトでは珍しくありません。「あと一年なのに、どうかしてるんじゃないのか。もし旦那さんが病気にでもなったら、彼女が働かざるを得なくなるかもしれないし、その時は学歴がものを言うかもしれないじゃないか」と二人で憤慨しました。彼女は三人の子宝に恵まれたものの、彼の家族との関係がうまくいかず、幸せとは言えないようです。

 Dさんに紹介されたUさんと、度々一緒に勉強しています。
 ドイツ関連某施設の図書館を利用していているのですが、とても清潔で静かなところで、日本人のわたしもパスポート一つで入れて貰えて、ドイツ大好きになりそうです。職員の方も非常にフレンドリー。
 Uさんは、これまで出会ったエジプト人の中で、最も礼儀正しく勉強熱心で、清潔感溢れる好青年です。時間や予定もしっかり管理するし、生真面目で控えめなので、エジプト社会では生きづらいんじゃないか、と心配になるくらいです。図書館で紹介してくれる彼の友達も、全員言葉遣いがキレイです。
 彼の友人が文化間のノンバーバルコミュニケーション比較についてのディスカッションのことを話していて「やっと話が合いそうな人たちがいた」と思いました。街のエジプト人とのあまりの違いに愕然とします(笑)。
 場所が場所だけに、周りのエジプト人はみんなドイツ語がペラペラですが、英語はできる人とできない人がいます。Uさんは英語もできますが、その友達はサッパリでした。もちろん、こっちも意地になってアラビア語で喋ります。
 「君は日本語と英語が喋れて、今はアラビア語を勉強していて、それだけ?」と言われ、ションボリします。それだけでも苦労してるんだよ! アンタら多言語マスターすぎ!

 彼とはまだ会話量が少なく、こちらの言語能力が十分に伝わっていないこともあって、しばしば「ここに何て書いてあったか、説明してみて」「今僕のいったことわかってる? 説明できる?」と問われます。
 「わかってますよ!」を伝えるためには、ここで素早く適切に言い換えや例示をしないといけないのですが、これは以前に「良い語学教師の要件」として挙げたのと同じパフォーマンスです。
 「良い語学教師」は、自分で言い換えや例示ができるだけでなく、適切なタイミングで学生にもそれを要求しないといけないでしょう。彼は教師でもないのに、頻繁にプレッシャーを与えてくれて、しんどいながらも非常に助かっています。
 ちょっと口ごもったりすると「いや、まだわかっていないな。わかっていないだろう? つまりこれはね・・」と更に難しい話に進展していったりするので、間髪入れずに答えないと、体力を温存できません(笑)。

 豚インフルエンザ問題でも、Uさんの見解はF先生同様に冷静で、気持ちが落ち着きます。「豚インフルエンザはもちろん危険だが、こんなに騒ぐほどのことじゃない。他にも危険なんて沢山ある。本当の政治的問題から目を逸らすための、政府のキャンペーンにすぎない」。
 日本で覆い隠されているのは何でしょうか。本気で豚だの鳥だの騒いでいる人たちが多いのだろうし、状況はエジプトより深刻だと思いますが。地球温暖化キャンペーン然り。

 今のところ、ほとんどアラビア語を教えてもらっているだけですが、彼が読んでいる英語の文章を一緒に読んで、英語で議論することもあります。速読力では、依然英語とアラビア語にかなりの開きがあって、ちょっと焦ります。
 Uさんはドイツ語はペラペラだけれど、英語にはまだ自信がないようです。といっても、もちろん普通の会話ではまったく困らないレベルです。ビジネス英語になると、語彙が不足していたりして、一緒に英文を読んでみると、会話は非常に上手なのに、意外と基本的なボキャブラリーが欠けていたりします。エジプト人らしいです。
 文法についても、時々「アラビア語話者らしい間違い」をしていて、興味深いです。前置詞だけで関係性を示す名詞文みたいな英語を使う、等です。
 彼らの助けもあって、大分アーンミーヤ高速トークにもしがみついていけるようになってきました。こっちはなかなかスムーズに喋れませんし、完全に聞き取れているわけでは全くないのですが、場を白けさせない程度には、何とかついて行っています。非常に体力を消耗するので、三時間も話し込んでいると、別れた後立ちくらみがしそうです(笑)。

 彼と彼の友人と喋っていると、アラビア語と英語に加えてドイツ語が混ざるので、めちゃくちゃ言語混成です。ドイツ語になるとまったく一言もわからないので、蚊帳の外になってしまいます。
 ドイツ人が混ざると、日本人とドイツ人がアラビア語で話す、というレアな状況が出来上がります。

 いつも新聞を買っている売店で、「お前は外国人じゃないのか? エジプト人か? アラビア語が上手だな」と言われて、すごく嬉しかったです。彼とはほとんど会話していなくて、かつ新聞を毎日買っているので、勝手にアラビア語が上手だと勘違いされただけなのですが、「エジプト人か?」と言われるのは、お世辞でも幸せです。
 顔は全然違うと思いますが、いっそ顔が似ているのでもいいです。エジプト人可愛いし!

 新聞記事の見出しに、
الفيروس يواصل الزحف على المدارس
 という表現がありました。「ウィルス、学校への進軍を続行」ということです。
 زحفは、辞書で引くと「這うこと、進軍、行軍」といった訳が載っていて、「進軍」という言い方は軍隊用語かな、と思うのですが、軍隊用語のうち一般人でも知っているようなものは、このように比喩表現として使われることがよくあります。
 以前に単語集で勉強していた時、軍隊用語で日本語でも意味のわからない単語が沢山あって「いつ使うねん!」と思ったのですが、一部の単語は軍事・メディア関係者以外にとっても重要です。

 コシャリの名門、アブー・ターレクを初めて訪れる。

アブー・ターレクのコシャリ
アブー・ターレクのコシャリ posted by (C)ほじょこ

 コシャリそのものが好きではないので、近くを通ったついでに「有名だし、一回食べてみるか」と寄っただけなのですが、まず、店内が広いのに驚き。
 加えて、コシャリ小で5ポンド。
 気になる味の方ですが、別に普通のコシャリだと思いますけれどね・・。
 まぁ、コシャリが好きではない味オンチの言うことなので流して頂いた方が良いですが、とりあえずわたしはコシャリに5ポンド出す気にはなれないです。

 以前に、エジプト日本人界の有名人丸山さんが、四谷にできたコシャリ屋を批判する文章の中で、「本当に貧しいエジプト人は、コシャリも食べていない。政府の援助があるパンを食べる」といったことを書かれていたのですが、まったくその通りだと思います。5ポンドだって、貧しいエジプト人の一食にしては、ちょっと高いです。
 エーシなら1ポンドだし、適当に野菜を煮込んだスープと一緒に食べれば、コシャリなんかより安くて栄養があって美味しいものが食べられます。
 というか、その辺のテイクアウェイの店でターメイヤのサンドウィッチでも頼めば、もっと安く済みますよね。ターメイヤも個人的には好きになれないし、やっぱりなんといっても豆!を推したいですが(ターメイヤも原料豆ですが、コロッケなので、安い店の油がかなりキツイ)。

 漫画家の永井豪さんの講演会情報を見かける。

エジプトの永井豪
エジプトの永井豪 posted by (C)ほじょこ

 マジンガーZなどが放送されていたそうですが、もう大分前のことで、エジプト人との会話の中で話題にされたことはありません。
 「おしん」も有名ですが、これも流行したのは大昔で、話題になったのは二回くらいだけです。「ウシーン」みたいに発音するので、最初は何のことかと思いました。

 最近、大分涼しくなってきました。もう夏の格好だと、朝夕は肌寒いです。
 「服を何とか調達しないと」と思うのですが、街で眺めても、今のところ秋冬っぽいものはあまり見かけません。セーターとかコートとかは、いつ頃出回るのでしょうか。何となく、エジプト女子は夏でも冬でも同じような格好で乗り切っているような気がして、このままでは凍え死ぬんじゃないか、と不安です(笑)。
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  1. エジプトのフェミニスト、ドイツ、コシャリの名門アブー・ターレク|2009/10/15(木) 15:36:37|
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