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ナイル水利問題

ナイル水利問題
ムバーラクとナジーフ、ナイル問題で集中討議 アブー=ル=ギート「アフリカを等閑にはしていない」

 カイロではナイル水資源問題への対応を巡り、集中的な政治活動が見られた。これは、エジプトとスーダンを除く五ヶ国が新たなナイル水利分割協定に署名したものである。
 ムバーラク大統領は本日、ケニアのライラ・オディンガ首相と会談し、また総理大臣アフマド・ナジーフと、ナイル水源域諸国への対応についての話し合いを持った。
 政府情報筋によると、ケニア賓客への表敬随行団は水利灌漑相ムハンマド・ナスルッディーン・アラームが代表を勤めることになっていたが、農業相アミーン・アバーザが代表となることになった。
 同筋が本紙との会見で語るところでは、ケニア賓客に対するこの外交手続き上の変更は、ここ数日の間のケニア側から出された発表に対する間接的なエジプトの回答であり、カイロでのオディンガとの会談ではナイル水利問題を扱わないことを示したものだという。
 一方、コンゴ大統領ジョゼフ・カビラが昨日、四日間の公式訪問のためカイロに到着した。滞在中、フスニー・ムバーラク大統領が彼を歓迎する。
 これに関連し、外相アフマド・アブー=ル=ギートは、エジプト外交がアフリカやナイル水源諸国を軽視しており、それが現在の問題の原因となっている、という批判は正しくない、と述べた。
 また、昨日のパキスタン外相シャー・マヘムード・クレーシとの共同記者会見では、エジプトのアフリカ大陸における外交的な役割は、何十もの国より大きなものだ、と付言した。
 一方、アラブ連盟事務総長アムル・ムーサーは昨日、ムバーラク大統領との会見の直後に、ナイル水利問題で、連盟には必要な対応を取る用意があることを述べた。
 またムーサーは、「すべての問題には解決がある。ナイル水利について、悲観的になってはならない、慎重に誠意をもって望むことだ」と語った。
مبارك ونظيف فى لقاءات مكثفة لمواجهة «أزمة النيل».. وأبو الغيط: لم نهمل أفريقيا
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エジプト  ナイル  アムル・ムーサー  ケニア  コンゴ  新聞 

テーマ:エジプト - ジャンル:海外情報

  1. ナイル水利問題|2010/05/23(日) 23:32:40|
  2. 新聞・メディア

エルサレムの衝突とエジプトのデモ、アムル・ムーサーの動き

エルサレムの衝突とエジプトのデモ、アムル・ムーサーの動き
占領軍、爆弾でアクサー・モスクに侵入、礼拝者たちの死闘により撤退させる

 イスラエル占領軍は昨日、アクサー・モスクの中庭に侵入し二週目となり、占領下エルサレムの各地区とアル=ハリール(ヘブロン)のイブラーヒーム・モスク地区で続く衝突に、占領下エルサレムでのインティファーダが警戒される中、パレスチナ人礼拝者たちとの流血の衝突が発生した。62名が負傷する一方、エジプトではイスラエル当局とアラブの姿勢を批判するデモが続いた。
 パレスチナの通信社ワファーとインターネットのパレスチナ広報局の伝えるところでは、占領軍はアクサー・モスクの中庭に金曜礼拝の後突然に突入し、礼拝者たちに催涙ガスとスタングレネードを発射し扇動し、パレスチナ最高裁判事タシール・タミーミーを含む何十人もが負傷した。占領当局はアクサー・モスクのすべての入口を封鎖し、礼拝者たちをなかに閉じ込め、パレスチナの救急隊員がけが人救助のためにモスクに入れないようにしたが、その後アクサーを守る礼拝者の死闘により撤退した。
 アル=ハリール(ヘブロン)では、占領軍がイブラーヒーム・モスクから外に出ることを妨害し、聖域周辺では衝突が増加し、アル=イーサウィヤ地区とラァス・ル=ウムード地区、シャアファート地区と占領下エルサレム旧市街に広がり、十二名のパレスチナ人が負傷した。また、ガザでは何万ものパレスチナ人がパレスチナ政府の呼びかけに応え、アクサー・モスクとイブラーヒーム・モスク防衛のために批判の声をあげている。
 エジプトでは、昨日の金曜礼拝の後、アル=アズハル・モスク中庭で数十人がデモを行い、イブラーヒーム・モスクをユダヤ遺跡に含めることに抗議した。デモをモスク内部で行おうとしたことから、予め許可を取っていたにも関わらずデモ隊と治安部隊の間で口論と小競り合いが起こり、これがデモ隊を刺激し衝突となり、デモ終了まで当局が四名を拘束した。デモは先日のアラブ外相会議を批判し、アラブがイスラームの聖地を諦めるものだ、とした。
 一方、アラブ連盟事務総長アムル・ムーサーは、宗教的聖地をイスラエル遺跡のリストに含めるイスラエルによる決定の影響を追求する、緊急会議開催の呼びかけをエジプトが提案することに合意した。
جيش الاحتلال يقتحم «الأقصى» بالقنابل والمصلون يستبسلون ويجبرونه على الانسحاب

参考:
وكالة الانباء والمعلومات الفلسطينية - وفا
Al-Issawiya - Wikipedia, the free encyclopedia
رأس العمود - ويكيبيديا، الموسوعة الحرة
شعفاط - ويكيبيديا، الموسوعة الحرة
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パレスチナ  イスラエル  エルサレム  エジプト  アムル・ムーサー  新聞 

テーマ:エジプト - ジャンル:海外情報

  1. エルサレムの衝突とエジプトのデモ、アムル・ムーサーの動き|2010/03/08(月) 01:24:46|
  2. 新聞・メディア

アムル・ムーサー、エジプト大統領選および諸問題を語る

アムル・ムーサー ロングインタビュー1
アムル・ムーサー ロングインタビュー1 posted by (C)ほじょこ

 エジプトで大変人気があり、大統領候補とも囁かれるアラブ連盟事務総長アムル・ムーサーのロングインタビューがありました。
 法制度上の制限等から、このままでは事実上現職再選もしくは「世襲」となる可能性が高いのですが、エジプト国民の多くは現状を快くは思っておらず、先日「条件付出馬」を表明したイル=バラーダイー(エルバラダイ)氏と並んで、アムル・ムーサーも「刺客」候補の一人となっています。
 周囲でそれとなく聞いた印象では、アムル・ムーサーはイル=バラーダイーより人気がある様子。あまりに人気があるので、危険視されて、アラブ連盟事務総長という「名誉職」に飛ばされているわけです(名誉職は言いすぎかもしれませんが、現在のアラブ連盟は名前のような勇ましいパワーは持っていない)。

 まず、前編の見出しから。

本誌とのロングインタビューで立場を決する
アムル・ムーサー:大統領職への道は「閉ざされている」

七十六条は立候補を望む者への非常な制約
七十七条は生活上の伝統慣習に反し、大統領職に任期制限があるのは極めて妥当
選挙に対し最大限の司法監視が入れることに賛成
国際監視については欠点も問題も見当たらない
わたしが与党の下で立候補するのは安易であり政治的日和見主義だ

アラブ連盟については、一度ならず辞表提出の手前まで行ったが、連盟の存在に怖れを抱いた
少なくとも一年半後にはアラブ連盟を去り、以後は、発展の道において社会が頼れる人間の一人となることができる
エジプト社会は大変な抑圧状態にある。教育は、国内的にも国外的にも必要もないことを押し付けている

ムバーラク大統領は立候補するだろうと考えている。その場合、選挙と候補者のシナリオは、立候補しなかった場合とは異なるものになるだろう
(ガマール・ムバーラクがその父の存命中に大統領選に立候補することは自然なことか?という問いに対し)我々は、単に目撃者であるだけではすまないことだろう

憲法改正を語るすべての者を、敵として扱うべきではない

いかなる社会においても、我々は国民と法を畏れなければならない。もし国民が大声で主張し集まっていないのなら、なぜこれを畏れるのか。もし法に小さな穴もないなら、なぜこれを畏れるのか(訳注:実際には国民は不満を抱え主張していおり、法は穴だらけ、の意)

イル=バラーダイー(エルバラダイ)は、彼のやり方で立場を表したが、この方法で攻撃するのは正しくない。わたしは、わたしを脅迫する者に言う。「一人を脅迫すれば(テロ攻撃を加えれば)、二人目が現れるし、三人目が続く」
アフマド・ザウィール(訳注:化学者、1999年ノーベル化学賞受賞)の力と学問を役立てたいと、どれほど願っていることか。ムスタファー・イッ=サイード(訳注:エジプトの化学者)についても、彼ら二人のような学問と栄光ある他の人物についても同様だ
政府は議会に対し、質問も許さないままだ。できるのかどうかもわからない。我々は「語る者は成し遂げる」という考え方を持つようになった

 憲法七十六条は、2005年の大統領選挙時に改正され、それまでの信任投票方式から、一応複数候補が立候補できるようになったものの、少数政党・独立系候補に非常に厳しい内容。
 政党系候補については、全議員の5%以上の支持がないといけないのですが、野党議員を全部合わせても5%に満たず(イスラーム系無所属を合計すれば越えられるが、超超党派の団結が必要)、事実上与党国民民主党しか候補を出せません(2005年選挙では特例として公認政党からは議席数に限らず候補者が出せた)。
 独立系候補については、上下院および地方議会から250名以上の支持(うち下院議員から65名以上)がないといけませんが、これらの議会の全議員数は3859名で、政党系候補以上の難関。下院の選挙で選ばれる議員数は444人なので、14%以上の支持が必要ということで、政党系候補の更に三倍ハードルが高くなっています。
 もちろん、重要なのは5%とか14%とかいう数字ではありません。大統領選出馬に一定の制限がかけられるのは当然ですし、「普通の議会」で議員の5%というなら十分マトモな規定でしょうが、要するに5%とか言う以前に、母数になっている議員の選ばれ方が既に怪しい、ということです。

 一方、憲法七十七条は、大統領の任期(六年)と再選について規定したもので、ここには「再選可能」との記述があるだけです。つまり、再選回数に制限がないわけで、六年ごとの「選挙(以前は信任投票)」をクリアすれば、永遠に再選ループを続けられる、という仕組みです。

 この両項目についてアムル・ムーサーの語る下りは次の通り。

--七十六条と七十七条についての議論があるが、これについての意見は?
 現行憲法の第七十六条についてお尋ねなら、これは立候補したい者にとって究極の制限だ、と言おう。この重要な職に進もうという者に対しては、基本的な基準と制限がなければならないが、必要なものと反対の結果に導くようなものではいけないし、門戸を閉ざすものでもあってはならない。一方、七十七条についてだが、生活上の伝統慣習では、世代交代、責任の委譲、国の変化、世代から世代への受け継ぎが行われるものだ。このことから、国の大統領職および他の多くの地位に時間的な枠組み(訳注:再選制限)があるのは、至って合理的なことだ。これは変化の伝統慣習であり、フランス、アメリカ、イギリス、インド、ブラジル、南アフリカ等々に例を見ることができる。これらの国は、生活上の様々な面で進歩し大きな成果をあげた。その原因はたくさんあるが、わたしは開かれた民主的システムとしておきたい。

 イル=バラーダイー(エルバラダイ)の「条件付き出馬」について。

--イル=バラーダイー氏の立場と大統領選出馬のためにあげた条件について、どうコメントされますか。特に、彼があなた同様、いかなる政党にも属さず独立のままであることを欲していることについて。
 イル=バラーダイーは、彼のやり方で立場を表したが、この方法で攻撃するのは正しくない。この立場に賛成するにせよ反対するにせよ、公職についての彼の意向を尊重すべきであり、このことを主題として議論しなければならない。

 ちなみに、イル=バラーダイー氏とアムル・ムーサーは、遠い親戚関係にあるそうです。

 アムル・ムーサー自身の出馬について。

--あなたの言葉を、現在の情勢では、大統領選に出馬することは現実的に不可能だ、と理解しましたが。
 わたしは現実的人間であり、夢想家ではない。また健全な政治は、単なる理論や知名度ではなく、熱意の上に打ち立てられなければならない。わたしは、お陰様で、知名度については申し分なく、立候補宣言でその成果を摘み取ることもできる。質問は、それは可能か、ということだろうか。それなら答えは、道は閉ざされている、というものだ。

アムル・ムーサー ロングインタビュー2
アムル・ムーサー ロングインタビュー2 posted by (C)ほじょこ

 続いて、後半の見出し。

アラブ世界は「分裂し疲弊し弱体化している」と素描する一方、アムル・ムーサーは言う「民族が何だ、アラブが何だ」という者達は、「紙とペン」を共有する利益を軽んじている(訳注:アラブとして統一的な言動を取ることのメリットを無視している、の意)

アラブ連盟の活動を麻痺させようとする勢力がいる・・なぜなら、全体としてのアラブという立場が、彼らにとって「都合が悪い」からだ
わたしは「アラブ民族主義」について、情感を込めたり、喝采を送るような意味では語らない・・アラブ諸国はすべて、その「全体としての」問題について語らなければならない
現状では、イスラエルとのいかなる仲裁も無駄である、と考えている・・トルコの役割に悩まされてはいない

中東は変革に瀕している。トルコのように回帰してくる勢力がある(訳注:一度は中東世界の枠組みから離れつつあったが、再び仲間となりつつある、の意)・・また、イランのように上昇しているものがある。一方、アラブ世界は役割において弱体化している

「政治ゲーム」は、最初の頁から最後まで、完全にその役割を終えた

和平プロセルに期限を設けなかった点で、また国連を脇に置いてしまったこと、「公正なる仲介」なるものを受け入れてしまった(訳注:括弧付きの「公正なる仲介」は、暗黙裡にアメリカを指している)点において、我々は誤った。

エジプト国民、そしてエジプトの政治家として、わたしは言う。「もしイスラエルに核プログラムがあるなら・・一方でイランにも可能性があるなら・・エジプトの核プログラムもまた、急がれねばならない

パレスチナ問題には腐敗がある・・パレスチナ人は、彼らの権力闘争において、責任の一端を負っている
アラブ・イランの対話の枠組みが必要だ・・これのどこに危険があるのか理解できない
イランとは、地理的関係からいって、どちらからも脅迫を加えることなく、共存というファクターに重点を置いていかなければならない
エジプト・アルジェリア間の問題が「飛び出して」しまった(訳注:潜在的だった問題が顕在化した、の意)・・無関心と脆弱さが、我々の社会の一つの特色なっていまったと感じる

 「エジプトも核プログラムを急ぐべき」というのは、もちろん核兵器開発のことではなく、「核の平和利用」の意です。

(…)もちろん平和的な枠組みにおいてだが、核についての活動を開始すべきだ。我々は、この大変デリケートで、また社会の学問的発展と大いに関係ある問題について、完璧に出遅れてしまっている。
--それでは、エジプトの核活動開始の決定は正しい、と考えているのですか?
 もちろんだ。この件についてのアラブ連合の決定を見て欲しい。我々は既に、アラブ諸国全体に対し、原子力の研究の学校への導入、原子力の平和利用の進展、社会的要請に応えるための原子力利用を求めているおり、ヨルダンおよびUAEは実際の活動を熱意をもって開始している。これは、彼らの関心を将来的に彼らの国へと届けるためのものだ。

 もちろん「核の平和利用」というのは一般に、単なるエネルギー政策ではなく軍事的・政治的プレゼンスのためのものでしょうが、中東のパワーバランスを考えると、イランやエジプトが核技術を持つことは、マイナスではないと、個人的には思っています。
 少なくとも、エジプトは米国に抗って核の軍事転用を進めるところへ暴走することはあり得ないでしょうし、イランも、米国が余計な刺激を与えなければ、一部のシオニストが懸念を表明しているように、イスラエルに対して先制攻撃を仕掛けるような真似はしないのではないかと思っています。
 ただ、エジプトにとっての最大の懸念の一つ、パレスチナ問題について言うなら、軍事的プレゼンス云々より、米国の政策を内部から少しずつ変えていくことを、アラブ諸国全体およびイスラーム社会全体として、試みていくことが重要だ、と考えていますが・・・。

追記:
 この記事はフスハーで書かれていますが、ところどころにアーンミーヤが混ざっています。インタビューそのものは、「文化人の言葉」つまりフスハーとアーンミーヤの中間形態で行われたのでは、と推測されますが、基本的にはフスハーに「翻訳」され、不自然になるところはアーンミーヤの表現を生かしているようです。
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  1. アムル・ムーサー、エジプト大統領選および諸問題を語る|2009/12/28(月) 03:55:09|
  2. 新聞・メディア

スイスでのミナレット建設禁止

 スイスでのミナレット建設禁止については、日本でも報道があったようなので、ご存知の方が多いと思います(こちらの記事で日本で報道されていることを知りました。ありがとうございます)。
 エジプトでも大変話題になっています。

スイスの新聞記事
スイスの新聞記事 posted by (C)ほじょこ

スイス人がミナレット建設禁止に賛成

 スイスの有権者は、新しいミナレット建設を禁止する右翼の呼びかけに59%の多数で賛成した。三つの問題を問う国民投票で、スイス有権者の半数が意見表明した。一つ目の問題は、ミナレット建設禁止で、二つ目はスイスからの軍事物資と兵器輸出の禁止、三つ目は国内航空運輸への財政支援に関するものだった。投票の数時間前、アムネスティは、ミナレット建設禁止は、スイスが信教の自由を損ねるという侵害を犯すことであり、スイスにおけるムスリムが信仰を表す権利を損なうものだ、と述べた。

 アムル・ムーサーが早速動いてくれているようです。

ミナレットとアムル・ムーサー
ミナレットとアムル・ムーサー posted by (C)ほじょこ

ムーサー、「ミナレット禁止」問題で欧州法廷への訴えを求める
スイス人民党、半ムスリム・キャンペーンを拡大、ヒジャーブ禁止を訴えイスラーム地区での墓地建設禁止を広める

 アラブ連盟は昨日、スイスにおけるモスクでのミナレット建設禁止の決定に反対し、事務総長アムル・ムーサーは、国際人権法廷および欧州法廷へ緊急の訴えを起こし、状況改善の必要性を訴えた。イスラーム世界の拡大に対するこの禁止への反対の声が続く中、議会で多数派を占める「右派」スイス人民党は、「スイスにおけるイスラームの普及」に対する計画の拡大を決定した。新しい計画には、ムスリムへの専用墓地建設禁止に加え、公共の場におけるヒジャーブ着用禁止が盛り込まれている。
 ムーサーは昨日、在カイロ・スイス大使ドミニク・フォルギーを迎え、当地におけるモスクのミナレット建設を禁じた国民投票の結果に不快感を示し、これを「危険で否定的な前進」と表した。
 事務総長は会見で「この振る舞いはスイスに住みイスラームを信じる者たちの権利に抵触するもので、彼らには、人権と国際憲章の基本理念に沿い、モスクで彼らの信仰を実践するすべての権利を有する」と述べた。
 またムーサーは昨日、本件を巡ってスイス外務省に電話にて連絡を入れた。
 また、ミナレット禁止計画の主たる提唱者である「右派」スイス人民党は、本件についての新計画を立ち上げ、当地のムスリムに対する禁止項目リストを提出した。
 党の主要メンバーのアドリヤーン・アムストレッチ議員は、彼の党は、スイス社会における「地に這いつくばる信仰」により強く対抗するため、議会での訴えを強めていく、と述べ、「強制結婚、女児割礼、ブルカ、水泳授業の免除が、リストの先頭にある」と付け加え、党がムスリム専用墓地を禁止するつもりであることを示唆した。

 アムル・ムーサーは、エジプトで大変人気のある人ですが、市民感情を素早く汲むセンスがあるところも一因かもしれません。

 エジプト人F女史の他、アメリカ人の意見も聞く機会がありました(「アメリカではこんな禁止は無理」とのこと)。
 F女史が「害のないものは禁止する必要がないのに、なぜ」と言うのに対し、わたしが「彼らにとっては『害』なんじゃないの? ヨーロッパ人は、信仰というのは内面のもので、形に表れるものはイヤなんじゃないかな。ヨーロッパのキリスト教徒のほとんどは名前だけだし」と言うと、面白い説明をしてくれました。
 「もしイスラームが存在しなくて、わたしが単にヒジャーブをしていたら、そのことでとやかく言う人はいないだろう。だから、やはり問題はイスラームなのだ」。
 いや、その通りです。同じ「外面」が別のものに由来していれば目くじらを立てないのだから、やっぱりこれは単にイスラーム嫌悪であって、外面とか内面とかいう問題ではないですね。
 それとは別問題として、信仰が外的形象を持つことに対する嫌悪、という問題は、日本でも欧米でも存在すると思いますが。

 ミナレットというのは、ガーマ(モスク)にある塔のことですが、アラビア語では「ミウザナ(アザーンをするための塔だからミウザナ)」で、「ミナレット」というのは英語です。
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  1. スイスでのミナレット建設禁止|2009/12/06(日) 02:35:13|
  2. 新聞・メディア

アルジェリア問題と大使の責任、アムル・ムーサー

 今、エジプトの新聞のトップニュースは、サッカーワールドカップ予選を巡る「アルジェリア騒動」関連ニュースで占められています。在アルジェリアエジプト人が、アルジェリア人の熱狂的ファンによる暴力的な攻撃や脅迫を受け、職場や住居を破壊され、エジプトに脱出するような事態になっているのです。
 試合時のエジプト人たちの狂乱ぶりは言語を絶するものでしたし、カイロでの試合ではアルジェリア選手団に石が投げられた、という噂も聞いたので、熱狂した一部の市民が暴走した、ということかと思っていたのですが、そんな生易しいものではなかったようです。
 アルジェリアで「エジプトで選手団が襲われ、アルジェリア人が殺された」という誤情報が流されたことが原因とも、その情報操作の背景にはアルジェリア国内の権力闘争があるとも聞きます。
 カイロでの投石が事実かどうかもわからないのですが、その噂を聞いた時には「嘆かわしい」と自国を批判していたF女史も、アルジェリアでの事件に発展してからは、アルジェリア批判に鞍替えしてしまいました。

アルジェリア問題とアムル・ムーサー
アルジェリア問題とアムル・ムーサー posted by (C)ほじょこ

 この記事は、社説のようなコラム記事で、このアルジェリア騒動を扱い、かつアラブ連盟事務総長アムル・ムーサーの名前が出ているので、気になって読んでみたのですが、アムル・ムーサーの名は最後にちらっと出てくるだけでした(笑)。
 アムル・ムーサーは、エジプト国民の中で非常に人気のある人物で、次期大統領の座を巡っては、法的状況から最も有利な位置にありながら国民には人気のないガマール・ムバーラク(ムバーラク大統領の次男)とは好対照を成しています。
 格調高い文章で(コラム記事は大抵普通の記事より難しい)、訳はかなり覚束ないのですが、参考までに載せさせて頂きます。頼りなくてすいません。

アムル・ムーサーの知性へ

 エジプトとアルジェリアの間の危機が長く続くことを望む者は、一人もいないだろう。両国間の関係が本来のものへ戻る日が来るのは疑いようもないが、その日がいつ来るのかはわからない。わかっているのは、その日がひとりでに来ることはなく、偶然に訪れることもなく、それに先立つ歩みが必要だ、ということだ。
 アルジェリア当局が、この危機にあってとった行動に出たのは、理由のないことではない。確固たる理由があったのであり、その理由のうちいくつかは我々の眼前で明らかとなっており、いくつかは模糊として知れない。
 理由のうち明らかなものに触れさせて頂けるなら、またアルジェリア国の振る舞いが、同国代表が十一月十四日の試合前に空港からホテルへの移動中に遭遇したことについて、カイロから伝えられた情報に帰するものだと述べさせて頂けるなら、その情報とは、アルジェリア中枢にも、外務筋にも伝えられておらず、情報源は限定されており、その第一のものも、別のものも、はっきりわかっている。
 最も重要な第一の情報源は、在カイロ同国大使アブドゥルカーディル・ハッジャールである。彼は、同国代表が熱狂的ファンからの投石に遭った、という、まったく事実ではない内容を打電していた。また彼は、在カイロアルジェリア人の死傷者が出ている、と試合直後に報告書に書いているが、これも一片も事実ではない。
 アルジェリア中枢が何らかの態度を示す、あるいは何らかの立場を採るなら、誠に当然のことながら、危機の最中に目にしたように、基本的に、我国にいる彼らの大使からの情報に頼ることになる。例えばブラジルにいる大使からの情報で態度を決める、などということは考えられない。
 ここにこそ、我々が扱っている危機の核心、もし同国当局が現在起こっていることを乗り越えたいなら越えなければならない核心がある。アルジェリア大使自身がその渦中にある状況を否定することはできず、起こったことはこの状況に負っているのであり、これに沿った振る舞いをしたのであり、意図的にであれそうでないのであれ、多くの問題をもたらしてしまったのだ。
 このすべてが目下の我々の主題、事件を追っているすべての者、すべての読者がやがて目にするであろう我々の真の主題なわけではないが、このような種類の大使は、彼とエジプト国の間で将来対話を再開することはできないし、彼の手の及ばないかもしれない理由により、両国の関係を修復することもできないし、この男は、わたしの評価では、すでに権限を失い、権限のための手段も失い、使い物にならなくなるのだ。
 大使の価値を貶めたり、彼やかの国の人々を悪し様に言いたくはない。もし彼が彼の書いたもの危機の初めからを見直してくれていたら、このような意思がわたしの側にはまったくないのを見たことだろう。わたしは、目にし観察し、示してきた現実を語っているのだ。おそらくは、状況の力が大使自身より強かったのだろう。他の首都であれば、彼はかの国に尽くすことができたのだろう。この件について、一体どちらに向かって良いのかわからない。アルジェリア中枢なのか、同国外務省なのか。この二者に、アブドゥルカーディル・ハッジャールに、できるだけ近い今後の外務人事にて、エジプトの職から去るよう求めて欲しい。危機の当事者ではない別の人物がこの地位につき、再建の道を進めるように。あるいは、アラブ連盟事務総長アムル・ムーサーに向かい、できるだけ近い機会に、この要望をアルジェリアに彼の方法で届けてもらうのか。事務総長は必ずこの亀裂の修復を望んでおり、我々を守ってくれるだろう。彼は、この種の亀裂が、この悲惨な一頁に参加しておらず、それを覆い隠してくれる、新しい大使の存在の元でなければ、修復不可能だとわかっている。

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  1. アルジェリア問題と大使の責任、アムル・ムーサー|2009/11/25(水) 06:27:31|
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Author:ほじょこ
アラビア語修行にエジプト留学して帰国。翻訳やっています。お問い合わせは下のフォームから御気軽に。

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